詩:【Heart Heat !】
寒々しい空の下で、
寒々しい世間の中で、
寒々しい風に吹かれて、
寒々しい顔で今日も歩く。
いつしか曇り空にも慣れて、
いつしか星を見上げることもなく、
いつしか平坦なアスファルト見つめて、
いつしか俯く姿勢が身についてしまうんだ。
小さくなってばっかりでどうすんのさ!
そんな背中なんて蹴っ飛ばしたら、
前転して転がってゆきそうじゃないか!
まっすぐ見てなきゃぶつかるぞ、お前?
背中丸めて足元ばかり見つめて、
小銭でも落ちてやしないかなんてさ。
光は上から降り注ぐもんさ、そうだろう?
眩しい世界に飛び込みたいんならさ、
さぁ顔上げろ、眩しい日差しを探しに行くぞ!
こんな世界・なんて嘆いて諦めて、
そんな思い抱えて歩く道は味気ないだろう?
歩んでいる意味さえ分かんなくなりそうだよな。
そんなままで向かう行き先はいったいどこだい?
目指すものを見失ったまんまで、
どこに着くんだろうなんて不安抱えて、
それじゃ進むことの楽しさも見失ってしまうよな。
そんな苦行をいつまで続けるつもりなんだい?
行き先は自らの足の向かう方向!
みんな行く道ばかりが正解じゃないだろう?
君は君の道を行け…想いのままに!