再燃するアジアカルチャーとボヘミアンの共鳴
最近、自分の中でまたアジアのカルチャーに対する興味がふつふつと湧いてきている。これって新しいものじゃなくて、むしろ昔から根付いているビンテージの生地や染め、そして伝統的なデザインが持つ魅力に再び引き寄せられている感じだ。最近のファッションの流れを見てると、2000年代初頭のアイテムが再び脚光を浴びているのが面白い。特にUNDERCOVERの2002年の「魔女期」と呼ばれるコレクションや、NUMBER (N)INEの人気再燃はその象徴的な存在だと思う。今やヴィンテージ市場でそれらのアイテムが高騰しているのはただの流行の一時的な現象じゃなくもっと深い文化的なルーツが背景にある気がするんだ。
共通して言えるのはどちらも「エスニック」とか「ボヘミアン」といったキーワードがぴったりはまるってこと。ファッションの世界では時折そういうワードが持つ意味が軽く扱われがちだけど、実際にそれが生まれた背景や歴史を知れば知るほど、その深みを感じるようになった。特に最近注目しているのはアフリカから生まれた音楽や文化の波だ。ノイズミュージックに始まり、レゲエやスピリチュアルジャズなど、アフリカンカルチャーが新たな形でアンダーグラウンドのシーンで再評価されているように感じる。音楽もファッションも結局は一つの大きなカルチャーの潮流としてつながっていて、それが今また新たな形で注目を集めているんだと思う。
そんな中で自分が感じるアジアのカルチャーの存在感も似たような流れの中にある。
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