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ある読書会にて。『あのとき冬の子どもたち』を
ゆずりはすみれさんによる
「ひとり ひとり に 出会う ~はじめて詩集を読む会」
(静岡市鷹匠町のヒバリブックスにて開催)。
その第三回の会で。
わたしの三冊めの詩集、
『あのとき冬の子どもたち』を取り上げていただきました。
丁寧にお読みいただき、大変ありがたく思っております。
その会についての、詳しいご感想の記事もあり、嬉しく拝読しました(参加された大村浩一様の記事)。
一冊のなかの時間の流れや展開、余白、リズムのずらし方、レイアウトについてなど。みなさんがこんなふうにお読みくださったんだ……と、改めて、新鮮な気持ちになりました。
ご感想はやはり、新しい詩を書くうえでも、励みになります。
読書会でこの一冊をお選びくださった、ゆずりはすみれさんと、お読みくださったみなさまに感謝いたします。ありがとうございます。
『あのとき冬の子どもたち』は、
現在も、版元の七月堂さんで新本が購入できます。
(署名入り本あり)
この詩集はいくつかの詩集賞の候補に挙げていただいたことも、もちろんありがたい思い出なのですが(そのうちの三つの賞はいまはなくなり、本当に思い出になってしまいましたし……)。
それよりも、現在でも、この詩集が一番好き、とお伝えくださる方が時々いらっしゃることを、嬉しく感じています。
わたしとしては、二冊めの『ひかりの途上で』よりも言葉の温度を少し下げ、一つの空気を写すことができた気がしています。
その空気感をデザイナーの吉岡寿子さんによる装幀がより印象的に表してくれている、とも思っています。
タイトル自体も、降る雪のようでもあるし、表紙のカバーを外すと、七月堂さんのロゴがあるのですが、カバーをかけたままだと、それが薄く透けた雪の影にもみえて。
装幀もまた一つの世界です。
よろしければご覧ください。