アンジュ

お芝居と美味しいものが大好物。人形浄瑠璃・文楽を始めとした江戸時代のお芝居の作品を中心に、構造や構成、ちょっとした面白知識、時々食事ネタを書いていきます。

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最近の記事

それでは、ゆるりと始めましょうか(4月文楽公演3部雑感)

 4月文楽公演初日の第3部に行ってきました。  Pocketから始めて、初めから三日月宗近と小狐丸を得ていた元審神者として、「小鍛冶」ってだけで胸熱なのに、刀剣乱舞とコラボすると聞いて発売日に初日の3部のチケットを取り、この日を待ち兼ねておりました。  大阪の新型コロナウィルス感染者増加を受けて、5日から「まん延防止等重点措置」が適用されることが決まったり、陽性者が最多になったりと直前に不安なニュースがありましたが、まずは無事に幕が開いて一安心です。  このまま何事もなく

    • シンプルなトースト

      「高級食パンブーム」と言われて久しいですが、 今更と言うか、例に漏れずというか、 いつからか私も食パンにハマっています。 近所の食パンメインのパン屋さんで買うこともあれば、 出先で良い感じのパン屋さんを見つけて衝動買いすることも。 焼きたてのタイミングで買えると、パンが入った袋が湯気で少し曇っていて、 それを見ると、なんとも言えないほっこりとした嬉しさで胸が満たされます。 買ってきた日は生のまま、二日目はトーストして、残りは厚めに切ってアルミホイルに包んで冷凍しておきます。

      • 錦秋文楽公演あれやこれや

        錦秋文楽公演、初日おめでとうございます!! 国立文楽劇場で、10ヶ月ぶりに文楽公演の幕が開きました。 無事に幕が開いて、良かった。本当に良かった……! アフターコロナの錦秋文楽公演は3部制で、4演目が上演されます。 一部、二部、三部の演目を見てみると、文楽作品のジャンルをあますことなく楽しめるラインナップになっていることに気づきます。 ですので、錦秋文楽をより楽しむために、文楽作品のジャンルとどこを楽しむかについて、作品の内容にも触れつつ、書いていきたいと思います。 文

        • 【読書で出会う人形浄瑠璃】畠中恵『まことの華姫』

          「さぁ、note 始めるぞ!」と意気込んだのも束の間、久方ぶりの大阪の夏の暑さや職場の環境変化に負けて、なにもやる気が起きないナマケモノ期間に突入してしまいました。 そんなナマケモノ期間中の過ごし方の一つとして、積読本をせっせと消化しているのですが、 思いがけず、人形浄瑠璃や文楽と出会うことが多く、 暑さがおさまると同時に、なんとなく心の余裕も出てきたので、それをnoteに書いていこうと思います。 1冊目は、畠中恵さんの『まことの華姫』(KADOKAWA)です。 基本情報

          文楽「阿古屋琴責め」の魅力

           捕らえられ裁判にかけられた美しい傾城が、身の潔白を示すため、恋人を想って三つの楽器を演奏するという、目にも耳にも華やかな文楽の大曲『壇浦兜軍記』「阿古屋琴責」。その魅力をご紹介します。 『壇浦兜軍記』基本情報『壇浦兜軍記』は、享保17年(1732)、大坂竹本座で初演されました。作者は文耕堂、長谷川千四。 『平家物語』などに取材した時代物で、平家滅亡後、天下を治めた頼朝に一矢報いようとする平家の残党・悪七兵衛景清とその周囲の人々の姿を描いた作品です。五段構成の作品ですが、現

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