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ムッツリ兄妹と、「奇」。2023年7月7日日記(雑記)。
棚の整理をしていたら、懐かしいものが出てきた。
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ポケットステーション。
プレイステーションの周辺機器で、小型ゲーム機に類する。
対応するゲームの代表作として「どこでもいっしょ」シリーズがある。
私ももっぱら「どこでもいっしょ」で遊んでいた。
「ポケピ」と呼ばれるペットとコミュニケーションをとるというゲームだ。
言葉を教える事ができるのだが、私は8割くらい下ネタの単語を教えていたので他の子と通信はしないで一人でムッツリ遊んでいた。
兄も個別にポケステを持ってたが、私と同じく通信をしようとしていなかったので似たような遊び方をしていたのだろう。ムッツリ兄妹。
純真無垢な井上トロ(白い猫)とどぎつい下ネタのギャップが面白かった。
電池を入れ替えたら使えるのかな? と思ったけど、プレイステーションも買いかえないと使えない。なので、あきらめの夏。
初代プレイステーションの時代は色々攻めたゲームがあって面白かった時だった。
体感では普通ゲー4割良ゲー3割クソゲー2割奇ゲー1割って感じ。
奇ゲーとは、夢をシミュレートする「LSD」(タイトルからしてもうヤバい)とか、奇形クリーチャーを生成する「パペットズーピロミィ」とかグラフィックとストーリーのインパクトが凄まじい「厄」などのコンセプトを攻めすぎて何かが突出しまくっちゃったゲームのことだ。
確かプレイステーションは3000タイトル以上あるから、300本くらい「奇」なゲームがある計算になる……けど間違っていないだろう。私が320本くらいソフトを持っててそのうち30本くらいこれは……っていうゲームがあったから、統計としてはあってるはずだ。統計学知らんけど。
今はコンシューマーで遊んでてアッー!! これは「奇」!! というゲームに当たることは全く無い。そういうゲームを遊びたければSteamのインディーゲームやフリーゲームを漁らないといけない。
クソゲーオブザイヤーが終わったという話を聞いた。
コンシューマーはもう奇をてらったゲームは出ないだろうし、バグの酷いゲームも出ないし、クソゲーも駆逐されたし、奇ゲーも出ないんだろう。
ファミコンやスーファミの時代はフルプライスのクソゲーを握らされては「やられた!!」と思ったものだ。
ゲームの質が上がるのはたいへん喜ばしいことだ。
ただ、攻めたゲームが減ったのは少し寂しい気がする。
きっと、バランス感覚が難しいんだろう。開発にかかるコストや労力も膨大なものになっている昨今だからなおのこと。
だからなのか、フリーゲームが楽しかったりする。
「奇」と言ってしまっては失礼な気がするのでどのゲームかは名言しないが、そういった意味でいいゲームはたくさんある。
ビバゲーム。ゲーム最高。ゲームよ永遠なれ。
では、また。