世界三大放送業界イベントとは?~最先端技術を知るならここだっ!~
みなさん、こんにちは🤗
そろそろ海外旅行が恋しくなってきた広報担当の松野です!
(そういう意味では学生時代に戻りたくなってしまいます…😂)
皆さんの中にも今年から少しずつ、海外行こうかな~なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ということで今回は「世界三大放送業界イベントとは? ~最先端技術を知るならここだっ!~」と題して、放送業界を知るためのイベントを紹介します!
「放送業界を知るイベントって?」
「ざっくりどんなものがあるのか知りたいけどどこに行けば?」
と思ったみなさんの参考になればうれしいです!
それではいってみましょー!
◆そもそも何のため展示会があるの?
この記事は学生さんも見て頂くことがあると思うので、
「展示会ってなに?」との疑問にもお答えするため「展示会」について、
参加する企業さんと学生さんの視点からその利点をざっくり説明したいと思います。
*展示会に出展・参加する理由*
参加する企業さんなら?
参加する学生さんなら?
その他にも企業さんの中には出展はしなくとも、
最先端の技術を研究するために個人で参加する方や、
業界に対する概要を何となく掴むために足を運ぶ方もいらっしゃいます。
日本では展示会がよく開かれる場所として、
東京(東京国際展示場や東京国際フォーラム)、幕張メッセ、
大阪や名古屋などの大都市が挙げられます。
気になる業界がある学生さんは、その業界の展示会なども調べて参加するのもおススメです!
ちなみに、のちほど紹介するInter BEEは学生さんも含め事前の申し込みにより、無料で入場することができます!
◆放送業界の世界三大イベント(展示会)とは?
それでは世界的な放送業界のイベントにはどんなものがあるのでしょうか?
今回は下記の3つを紹介します🤗
※なお開催日程については2023年のものを記載しています。
NAB Show(アメリカ合衆国)
IBC (オランダ)
Inter BEE (日本)
*ちなみに1年間を通したイベントのスケジュールはこんな感じです!
近年ではコロナ禍のイベントということもあり、開催の中止やオンラインでの開催、あるいは規模を縮小したうえでの開催など、様々に形を変えて各イベントで模索してきました。
2022年度では軒並み、リアル(対面)での開催に戻ってきています!
(文字の横についている絵文字はそれぞれ開催地を表すためにつけてみました✨)
記事を書いていてなんですが、NAB ShowとIBCに関しては海外のため、
実際には参加できておりません💦
そのため、イベントのHP、動画、現地取材のレポートを参考に今回の記事の内容は作成しています。
(ユニゾンの社員が昔行った視察の際の写真があるのでそれで雰囲気を楽しんでください😂)
人生で1度は参加してみたいですね!
◆NAB Show(アメリカ)
開催日程:2023年4月15日~19日(例年4月中に開催)
開催場所:ラスベガス(アメリカ合衆国)
参加人数:52,468名参加(NAB・2022年度レポートから)
来歴:
全米放送事業者連盟主催の2023年には100周年を迎える展示会です。
もともとは16社のラジオ放送局がシカゴで結成した団体(NAB: National Association of Broadcasters:)が起源となっています。
展示に関しては、クリエイト、コネクト、キャピタライズの3つのカテゴリーに分けられています。講演やワークショップのほかに、優れたコンテンツや商品を称える授賞式なども行われています。
今年は100周年を迎えることから、HPにも100周年を振り返る特設ページが作られています!
ご興味のある方はぜひ↓
2022年注目のトピック:
2022年には上記の3つのカテゴリーに加えて、Intelligent content と 題してAIやビジネスにおいてのデータの活用戦略などのブースも作られました。
近年、放送局におけるコンテンツ作成に関してクラウド化が進められる動きもありますが、NAB Showでも引き続き注目のトピックとなっているようです!
加えて、アメリカではNEXT-GEN TV (ATSC3.0)の普及が進んでおり、新たなテレビの形が模索されています。
2021年10月に開催予定であったこのイベントも、一度開催中止、規模も縮小しているようですが、100周年に向けてどのような展示会になるか期待が高まります🥳
◆IBC (オランダ)
開催日程:2023年9月15日~18日(例年9月中に開催)
開催場所:アムステルダム(オランダ)
参加人数:37,071名参加(IBC・2022年度レポートから)
来歴:
1967年から始まって、今年で55年を数えるヨーロッパ最大級の総合メディア展示会。
開催当初は24か国からの参加者にとどまっていましたが、現在では170か国から様々な企業や人々が参加する大規模イベントにまで成長しています!
NAB Showと同様に2022年度からリアル(対面)の開催に切り替わりました。参加企業の中には、ヨーロッパの主要メディア以外にもAdobeや、Amazon Web Service(AWS)、Microsoft など最先端の技術を提供するテクノロジー企業なども参加しています。
こちらもNAB Showと同様に、社会的にインパクトを与えたメディアやデザイン、技術研究を称えるために賞を設けています!
2022年注目のトピック:
2022年の特別賞にはウクライナメディアへの支援に関わった人々が選出されました。戦争で発生した難民の人々への支援も評価された形です。
また、セミナーでは放送業界の今後の未来(多様性や包括性、持続性、メンタルヘルスなどの課題について)もテーマとして議論されました。
コロナ禍を経て日本でも注目を浴びたリモートワークですが、持続可能な働き方の一つという視点で、「リモートワークで進めるコンテンツ製作の方法」などが議論されているのはすごく新鮮だと感じます。
業界の中でこうした議論を公に行っていくことは、
「さすが、人権やエコを重視するヨーロッパだな…」と思わず関心...😂。
本イベントのレポートはこちらから↓
◆Inter BEE(日本)
開催日程:2023年11月15日~17日(例年11月中に開催)
開催場所:幕張メッセ(千葉・日本)
動員人数:26,901名参加(Inter BEE・2022年プレスリリースから)
来歴:
2023年で59回を迎える、日本で最大のメディア総合イベント。
音響から、映像、通信、メディアなど幅広い分野から様々な企業が参加しています。「コンテンツ」を「つくる(製作)」、「おくる(伝送)」、
「うける(体験)」の様々な視点からとらえることをコンセプトにしています。
展示では「プロオーディオ部門」、「映像表現/プロライティング部門」、「映像制作/放送関連機材部門」、「ICT/クロスメディア部門」の4部門で構成されています。
2022年注目のトピック:
興味深いトピックとしては、最近みなさんの近くでもよく見る、
「テレビ局による番組コンテンツのネット配信について」や
「Z世代とSNSの関係」などが挙げられます。
加えて講演の数も多く、日本の事例のみならず海外の事例も聞けることが特徴です。また、1番目に取り上げたNABShowに関して、現地の報告も講演という形で聞くことができるように。
加えて2022年度は初めての試みとして、オンライン会場も開催し12月23日(金)まで、一部セミナーの内容を聞くことができました!
今年もオンラインで講演が楽しめる形が続けば、イベントの前後も含めて様々な形で楽しむことが出来そうです!
より詳細な情報はこちらから↓
みなさん、いかがだったでしょうか?
ちなみにInter BEE2022にユニゾンは出展する予定がなかったため、
個人で申し込みをして中を見学しました!
こうした展示会はユニゾンが関わっている放送や映像に関するシステム以外にも、下記のようにたくさんの商品が揃っています。
そのため、どのような形であれ放送業界や、映像業界に興味がある方は見ているだけで面白いと思います!
ワイヤレス機器
音響設備やスイッチャー(複数台のカメラの切り替えなどを行う機器)
カメラ
マイク(音響)
照明
LEDスタジオ 等々…
イベントによっては入場は有料/無料、カンファレンスや講演を聞くためには予約が必要になるなど様々な制約がありますので、参加される際は一度詳細をチェックされた方がいいかもしれません!
リモートで済ませられることも増えてきた今日この頃ですが、
どこかに足を運んで何かを見たり、触れたり、観察したり、その場の雰囲気を味わうことはまだまだ大切なのかもしれません。
私も Inter BEE 2022を見学した時、「画面の向こう側ではこんなことになってるのか!!!」なんて驚きの連続でそれを実感しました...😂
ちなみに海外の学生さんでも、自分が研究している分野で最新の技術を知るために参加しているなどの声もありましたよ!
(NABのYoutubeアカウントで公開されているインタビューより)
長期休みを狙っていくのもいいかもしれないですね🤗
それではみなさん、次回の投稿までお元気で~👋
ユニゾンシステムズでは、一緒に働く仲間を募集しています。
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