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【行動心理学】悪口・陰口が多い人の特徴3選
皆様こんにちは
中学生のころから、どちらかと言うと悪口を言われる側の人間でした
モミでございます(´・ω・`)
私の中学校は生徒数が少ないせいか、一度誰かがケンカすると、陰で悪口噂話のオンパレードでした
しかも村社会なものですから、地域全体にあらぬ悪口が伝染するということが発生しておりました
今回はそんな過去を思い出しつつ、なぜ悪口を言うのかについて、心理学の観点から考察していきたいと思います
➀グループ内の結束を強める
皆様にとって、悪口とはなんでしょうか?
例えばウザい上司がいたとして、その上司に直接悪口は言いますか?
普通は言わないですよね?
一般論として、悪口とは「本人に直接言ってはならない事」なのです
では、誰に悪口をいうのか?それは、あなたと同じように上司を嫌っている同僚です。つまり、仲間なわけですね
悪口とは、心理学的には「攻撃」です
でも、直接攻撃するのはまずい。ということで、同じく上司が嫌いなメンバーで集まって悪口を言い合うのです
本人に言えない秘密を共有することで、心理的結束は強まります
ハイダーのバランス理論でもこれは説明がつきますね。「上司が嫌い」という特徴であなたと同僚が結び付けられるのです
このように、誰かの悪口とは人間関係の潤滑油になりえるのです。
➁優れた存在でありたい
我々は得てして、優れた人物でありたいと考えるものです
「優れた人物」とは、「他人と比較して優秀かどうか」で考えようとしてしまうのが我々人間の「サガ(性)」です
以前に仮想的有能感について取り上げました👇
「他者の能力等が自分より低いと判断したり、他者を批判的に評価することで得られる有能感」が仮想的有能感です
他者と比べて優秀であるために、他人を悪口によって貶めるのです
仮想的有能感が高い人は、普段から不安を感じており、対人関係において敵意を感じやすいとされています
そんな欲求不満が、他人への悪口を言わせているのかもしれませんね
➂ストレス解消
これはわかりやすいです
悪口をいうことでサンドバッグにしているのです
実際、誰かの不満や悪口を吐き出すことで一時的にでもストレス解消になるという研究があります
ちなみに、精神分析の考え方では、他者への攻撃は不安や葛藤が根底にあるとされています
「悪口をいう」ことで他者を攻撃しても、実際には自分の中の不安をどうにか処理しようとしているかもしれないのです
悪口を言いたくなったら
わたしたちは、悪いことだと思ってもどうしても不満をぶちまけたくて、他人とのつながりが欲しくて、不安や葛藤を処理したくて、他人を「悪口」によって攻撃してしまいます
もしかしたら、私たちも知らず知らずのうちにやってしまっているのかもしれません
そんな時、私たちはどうすればいいのでしょうか?
おすすめは「他人と比べない事」です
誰かとともに生きるという事は、他人と比べて自分はどうか?他人はどんな人なのか?という問題の連続です
その中で、もし自分が「ダメな奴」という烙印を押されたらどうでしょう?
これは「自分への攻撃」に感じるのではないでしょうか?
攻撃されれば、やり返したくなるのが人間です
そのやり返しが「悪口」になりかねないのです
自分も他人も攻撃されない生き方を選べればいいのですが…