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日本の大学vs米国大学 お勧めポイント比較

本稿では、純ジャパの私みのちー先生が思う日本の大学および米国大学のお勧めポイントを述べたいと思います。

ただ、このnoteは基本的に米国大学学位留学に関する情報提供を目的としているコンテンツなので、米国大学のお勧めポイントを多めに書いていますが、その点ご理解いただければと思います。
 

■日本の大学

1. 大学によっては学費がかなり抑えられる

保護者様にとって、何といっても学費が抑えられる大学は助かりますよね。
国公立大学だと年間60万円以内、4年間で240万円というのは本当に魅力的です。

2. 日本語(母国語)で授業が受けられる

当たり前といえばそうかもしれませんが、純ジャパであれば言語の問題で先生やクラスメイトと意思疎通できない、なんてことは基本無いわけです。
専門用語などはもちろん学習しないといけませんが、授業をしっかり聞いているのに宿題が出ているかわからない、みたいなことは無いですよね。
その点で異国にいるようなストレスを感じることはありません。

3. 安全

日本は警察が銃の規制を厳重に行っているため、キャンパス内の安全性もかなり高いと思います。
(米国大学には、大学内に交番があり、キャンパスポリスが大学内をパトカーで巡回しています。残念ながら、米国では大学内で銃の事件も起こっています。)

■米国大学

1. 英語が身につく

純ジャパにとって英語のみの環境というのは、まさに背水の陣です。

私は高校卒業まで日本にいて、大学で必要になるまで全く英語が喋れませんでしたので、特に渡米してすぐは大変でした。
授業で先生が何を言っているのかわからない、宿題が出ているはずだが何の宿題がでているのかわからない、そしてそのことを誰か(クラスメイト)に聞きたいのだがどう聞いていいかわからない…ここから始まりました(涙)

授業では意見を求められ、発言しなければ脱落していく世界。
必死にくらいついて努力するしかない環境に身を置かないと、身に付きません。
個人差もありますが、大学時代の数年間でかなり(授業でディスカッションが何とかできるレベルまで…でも大変でした)英語が身に付きました。
 

2. 本当に自分の興味のあることが深く学べる


米国大学(リベラルアーツ教育の場合)では、専攻を決めずに入学することが可能です。また、一度決めた専攻は、書類提出など必要な手続きはありますが、いつでも変更が可能です。

本当に自分が深く学びたいことなんて大学入学時にわからないという方も多いし、後で変わることも大いにあります。
大学に入った後教養の授業を取りながら、「あ、ビジネスって面白いなぁ」とか、「コンピュータサイエンス好きかも!」とか感じたりするわけです。
そこから決めてOKです。いつでも変更可能です。

もちろん、4年生になってからでも専攻を変えることも可能ですが、その後取らなければならない授業数・単位数が増えるので、卒業が伸びます。
授業料と時間(その分、年を取る)も追加でかかりますので、その点にはご注意ください。

あと、余談ですが、副専攻やダブルメジャー(学位2つ)を取ることもできます。
もう15年くらい前の話ですが、「これからは中国とのビジネスが熱い!」と言って、ビジネスを専攻し、中国語を副専攻にしていた後輩が居ました。
今その後輩は北京と東京を行き来しながら活躍しています。
米国大学には学びたいことを思いっきり学ぶことができる環境が整っています。
 

3. スキルが身につく


米国大学を卒業すると、個人差はありますが、卒業時にスキルが割と身についているケースが多いです。
ここで言う「スキル」というのは、社会人として評価される「スキル」のことを意味します。

例えば、私は大学3年時に「論文10本を明後日までに読んで来る」といった宿題が出て、必死に読んで次の授業に臨みましたが、この(英語)論文を読むスピード・文章読解のスキミングスキルというのは、社会に出てから評価されていると感じます。

また、文系学部出身の先輩の話ですが、図書館でプログラミングの授業が学内向けに無料(授業とは完全に別です)で開かれており、その授業に通い詰めて特定の言語を習得した、と言っていました。
これも履歴書に書いて評価されたと言っていました。
 

4. 異文化理解


これは私の見解ですが、異文化理解には深く幅広い教養が必要なように感じます。
異文化環境で「なぜこの人はこのような行動・発言をするのか?」といった問いについて考えるには、その背景として、歴史、経済、心理、医学(健康・身体に関わる情報)、音楽等の幅広い知識のベースがあると、より深い理解につながる場合があります。
米国大学で学べる幅広い教養授業の深みと、世界各国からの留学生をはじめとした多種多様な友人達との関わりが、後にボディーブローのように異文化理解に効いてくる(生きてくる)、と感じることは正直今も多いです。
 

5. 世界のどこでも仕事ができる(生きていく)基礎ができる


私が留学していた20年くらい前はそこまで顕著ではありませんでしたが、近年日本では急速に少子化が進み、労働者不足・人口減少が差し迫っていると耳にするようになりました。
かつてはアメリカに次ぐ第2の資本国家だった日本のGDPは後退しつつあります。
また、YouTuberやAIを活用した仕事は20年前には存在しませんでしたし、今はあるけれどこの先20年後存在しなくなる仕事もあるだろうと言われています。

時代の変化が速くなり、分野によってはいつ仕事がなくなるかわからない状況が、米国でも既に出てきています。そんな中、若い皆さんはこれからどのように生きていきたいでしょうか。

世界は実に広いです。日本でこれまで培った考え方・作法は、もしかしたら国外では通用しないかもしれません。
1, 3, 4の項でも書きましたが、英語およびスキルを身に着け、異文化理解の教養を身に着けたらば(あと向上心と素直さは必須ですよ)、きっと世界のどこでも仕事ができるでしょう。そういった基礎力をつける意味でも米国大学進学はお勧めの選択肢の一つかもしれません。
 

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