無条件に生きる。
お隣のおじさんから、買ったら数万円もしそうな立派な鯛を頂いた。
本当は、自然も、人の心も、分かち合えば豊かな世界。
太陽の光、水や命も無条件に与えて下さる。
そして、自分や両親、祖父母から地球の誕生まで、
天はこの宇宙に無条件に命を与えて下さり、
私たちも無条件に命をお返しする。
ただ、本当は「与える」も「お返し」もなく、
ただ存在が「共生」し、繋がっているだけ。
時間は有限ではなく、無限。
時計によって始まりと終わりが作られたけど、
形を変えてずっと繋がっていく。
だから人は孤独になりたくても孤独になれない宇宙の命。
「死ぬ時は孤独」と言うけど、産まれる前から死んだ後も、
本質的にはずっと孤独になれない命。
人と人の関係ばかり見ていると、
時間は有限であり、自分は孤独と感じやすい。
そして、土を隠し、人間以外の命との関係性を減らして
発展してきた都会は、孤独を感じやすい場所になってしまった。
都会という発展した貨幣社会では、自分の価値が市場価値と
同一であると錯覚し、貨幣を多く持つ人の存在や意見に
価値があると感じてしまう。
反面、貨幣を多く持たない人は、自分に価値が無いと
勘違いをしてしまう。
でも、本来宇宙にある存在は全て互いに依存し、
互いに無くてはならない掛け替えのない価値ではないだろうか。
「終わり」は無価値ではなく、宇宙の命はこれからも形を変え、
命に囲まれて繋がっていく。
安心して、この宇宙を無条件に生きよう。
地球でさえ、生まれた理由が分からないのだから。
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