見出し画像

紫外線の季節到来~日焼けとわたし~

紫色や青色の花が咲く季節は紫外線が強いといわれているそうだ。
ラベンダー、アジサイ、ツユクサ、バタフライピーetc

温暖化の影響で、桜の開花は年々早まり、梅雨や台風なども従来のカレンダーがあてにならないくらい変わってきている
きっと紫外線の量も増加しているのではないかとデータをさがしてみると、気象庁のサイトに「紫外線の経年変化」というものがあった。

かつてのサンオイルを塗りまくった海辺やプールサイドの光景は、消え去り、一年中UV・美白の時代だ。
「避紫外線」「非紫外線」「否紫外線」という感じ。
目には見えないし、空から降り注ぐものを止めることもできない以上は、肌を隠すか、プロテクトする素材を身に着け、地道に着々と劣化を防止するという涙ぐましい生活習慣の日々。
(というほど、自分自身は実行できていないのですが)

昔、若かりし時、日焼けになることを気にしていなかったころの話だ。
強く照り付ける陽射しで急激に焼けてしまい、軽いやけどになってしまうのは嫌だが、どうせ焼けるならキレーに焼きたいと考えた。

今考えると、滑稽だが、当時は至極まじめにー日焼けサロンに縁もなくー
夏・炎天下(とはいっても最近のような35℃超えのような殺人的気温になる前の時代)、水着でSPF高い日焼け止めを、これでもかというくらいたっぷり全身に塗り、顔だけ隠して水をがばがば飲みながら、寝そべって両面を焼く。これを夏の間に何度かいく海辺で過ごすと、それなりにいい色がついた。

しばらくすると、少しやり方が進化した。
(なんのこっちゃい、という感じだが)
それは、5月GWごろから、快晴の日にルーフバルコニーで水着になって焼く!という、画期的な方法だった。

なぜ画期的だったかというと・・・

  • 繰返し、中長期的に焼くことができるので、日焼け肌の定着がよく、夏を日焼けに強い肌で迎えられる

  • 引越で手に入れたルーフバルコニーは当時は近隣には高い建物がなかったの眺めがいい。

  • 窓をあければ即バルコニーなので、着替えて移動時間ゼロ。

  • 飲み物・食べ物、キッチン&冷蔵庫から取り放題。

  • かつ、誰の目にもふれられず、セパレーツ(どちらかというとビキニ系?)姿で焼ける。(←これ重要)

やり始めてみるとなかなか気分良く過ごせる。いい気分で、ご機嫌に周りに海はないが水着になって、週末ごとに焼いていた。

翌年か、その翌年。。。
いつものように水着で焼いていたある日。
ルーフバルコニーの柵の外にヘルメットの人が・・・・
2~3人!!!えっ?

最初は何が起きているのか、頭は真っ白。

そう、年に1回のマンションの点検係の人だった。
(今にして思えば犯罪巻き込まれ系じゃなくてよかった、なのだが)

即座に目を伏せたので目と目が合うことはなかったため、一方的に勝手にかなり気まずい気分で、そそくさと部屋へ退散。

また翌日から「天気のいい日の水着日光浴」は再開したが、「人から見られないという思い込み」が引き起こした青天の霹靂事件は、良い学びとなり、掲示板の点検カレンダーは確認するようになった。

その後はなにがきっかけだったかは不明だが、「天気のいい日の水着日光浴」は終わりを告げた。
気がついたら通りを挟んで同じ階数の建物ができたり、もう1ブロック先にもちょっと高い建物ができたりと、周囲もすっかり様がわりしてしまった。

天気のいい日のバルコニーブランチやBBQ、音楽聞きながら読書とかはまだまだ全然できるのだが、さすがにもう日焼けを求めることもなくなった。
ましてや、水着でうろうろは、笑えないジョークかもしれない。


いいなと思ったら応援しよう!

ケィティ(Katy)
読んでくださってありがとうございました。 いただいたチップは明るいことや良い氣分の循環につながる活動に使います。