辛さは人生のスパイス、本気は人生の羅針盤
「辛さは人生のスパイス」とは、昔子供の卒業式での教員からのひとこと。
このことばを贈られた子供たちの心情やいかに。
オトナにはそれぞれ、ほろ苦さと共にうなずける思い出がそれぞれよみがえってきたかもしれない。
勉強や試験といったことから、社会にでてからは仕事のチャレンジやそこここでの人間関係などの大小各種の辛さは、てこになったり反面教師になったり、時間が経ってみると小さく思えるようになっていたり。渦中もその後にさまざまな感情や学びが生まれ、人間や人格という器を広げたり深めたりしている。
半年ほど前に会った方のことば。
「苦手な方も好きになってもらおうという経験が強さにつながる。合わない方がいるから魂を磨き上げることになる。」
そういえばつれあいともお互い成長するために出会ったようなものだと。
つれあいをいかに褒めるかが私の学びで、一生涯ほめる練習台が目の前にいることになり、家の中でそれができると外でもできることにつながる。
「好き嫌いをなくすことに本気であればあるほど問題が来ることになるが、がむしゃらに取り組むことが、長い目の結果になってくる。」とも。
奇しくも先日会った友人も同じようなことを話していた。
今は老いも若きも「やりたいこと」はなんだろうとか、見つけようとかばかりしているけど、それを先に置くよりも、目の前のこと一つ一つに取り組んでいたら、やりたいことにいつの間にか行き着くものだ。毎日のどんなちいさなこと、例えば部屋の掃除ひとつとっても、心を込めてやる。そんなふうに取り組んでいると自然と感謝の気持ちになっている、と。
心の底から本気で取り組むことは、きっと人を変える。
本気に集中すれば、やりたいことは何だろうとかで迷ったり不安になったりすることなく、一意専心で「無」になり、必要な人やものをすべて受け取れる状態となるのではないかと思う。
辛さに対しても~もちろん、自分のメンタルや体調のことを優先するが~できることを一つ一つ本気でやるから、それはスパイスになってくれるのだろう。
どう死ぬかよりも、どう生きるか、だ。
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