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予祝の約束

夏のボーナスの後に会社を辞めたいという希望を上司に伝えたのは今年に入って間もなくのこと。
人手不足でわたしの後任のプロジェクトマネージャもなかなか見つからないかもしれないけれど、これ以上この会社ではできないチャレンジを先延ばしにしたくないので、円満退職のために力を貸してください、と申し添えて。

やってみようと思える意思・意欲と健康な身体と体力があるうちに選択することは、人間の可能性の実践でもあり、自分の未来を自分で創ることでもある。殊にセカンドハーフを過ぎて、終末の時に人生を振り返ってどう思いたいかということにも思いを馳せると、おのずと選択と行動へ向かう。

しばらくして部長にも話す機会があり、プロジェクトのリーダクラスにも一足早く共有し、退職に向けての根回しを始めた。

一つ想定外だったのは、年度替わりの組織変更&人事異動で、上司変更。
新上司になって約2週間後1on1があった。

冒頭で、退職の予定であることを改めてこちらから伝え、新上司へ情報が引継ぎされていることを確認。
通常はキャリアプランとか希望が1on1の話題となるところであるが、退職前提なので退職後の計画を質問される。
今と同じ業界に転職は考えておらず、コーチングやカウンセリングでの対人支援、さらにトレーナーとしての講座開催、場合によっては講演活動もやるかも、と予定とも妄想ともつかない回答をするわたし。

新上司は過去一度も接点がない、まったく初めてのご縁の方であるが、この回答を興味深そうに聞いてくれた。
そして口を開き、言った。
「ほぉ~、いいですね。
 是非3年後に戻ってきてウチの会社で講演やってください。」

すかさず
「講演料高いと思うので、しっかり予算取っておいてくださいね」
返事をして、1on1は終わった。

2027年、大盛況で講演している自分。
おめでとう、わたし


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ケィティ(Katy)
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