なんということでしょう、のナレーションが聞こえた
中途半端に時間が空いたので、最後の午後をホコリと排気ガスに満ち溢れるけど、たくましいエネルギーも感じる街の散歩に行こうと思い立つ。
戻ってきたら最後にシャワーで洗い流してからレイトチェックアウト・空港に向かうと決めて、約三週間お世話になったホテルをでて通りへ進む。
もう何回も通ったサッカー場の横に差し掛かったとき、あることに気がついた。
ここから、山がみえるんだ。
知らなかった、今のいままで。
一度たりとて、この街のここから山が見えるかもなんて考えたことなかった。
空を見て歩くことはあった。
凸凹で足元悪悪、バイクもこれでもかこれでもかと道沿い攻めて、車にもヒヤヒヤしながら下横左右を注意深くみて歩いていた。
山を見ることを考えたことがない限りは、そこに山があっても一生見ることはないのかもしれない。
そうです。
とうとう山に気づいてしまったのです。
うわー、セルフナレーション聞こえてしまったわー。
しかもこの山、夜到着だったので、実質初日の翌日アフターヌーンティーに行ったカフェから見えていた山とおんなじ頂の形。
ぬわんと
まさかの最後に、伏線回収
おあとがよろしいようで。
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