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コミュニケーションのオーナーシップが始まり

月初日と月曜が重なる日は一段とせわしなく、仕事の時間が過ぎる。
心を亡くすと書いて、「忙しい」とはよく言ったもので、仕事を追いかけているのか、仕事に追われているのかの感覚もあいまいな領域に入ると、自然と身体も前のめりになっている。

正確にはその最中には全く意識することなく起こっている。
ふと視線を外したときに身体のこわばりに気づいたり、独り言と共に首が上がった瞬間に肩から上半身にかけて緊張状態を振り払うかのような動作が生まれたりして、我に返る。

感情が先に走って論理的で建設的な考えができないという人がいるが、反対に感情を全く置き去りにして機械やPCの一部になってしまったかのように、理屈や理論でタスク消化優先して消込に走っている。
まぁ、どちらも極端にいえば、自分自身とのコミュニケーションに失敗して、他者とのコミュニケーションに影響を及ぼしているようなものだ。

あたまとこころ(きもち)とからだのバランス。
動物的で本能的に動くパートと、理性的で理論的に動くパートと、情緒的で本質的に動くパートを、あたまとここと(きもち)とからだ・それぞれをニュートラルな状態を維持して、必要な時に必要か箇所を最小限のエネルギーと入力で上手く発動して、最大限の効果・結果を得ることができるのが望ましい。

自分の中のこれらのパラメータを、五感を通じて制御や折り合いをつけて、気持ちよく一日をシームレスに過ごせると、疲れも少なく、回復も早く、滋養に満ちた自立して自由な個たる存在に近づくのではないだろうか。
このような個によって構成された調和・統合したチームでは高い生産性や創造性が発揮されやすい。

成功するチームや成功する個のありかたやありようには、絶対的正解はないのだが、あたまとこころ(きもち)とからだが満たされているというのは共通する要素・要因ではないかと思う。

かくして、月曜からくたくたになりそうな自分に気づいたからには、バランスが崩れそうなところへ救いの手を差しのべる。

内なるコーチをよびだしてセルフコーチングもよし、
ジャーナリング的に思いついたことをつらつらと書きなぐっていくもよし、
首・肩・手腕・目・耳・頭などのパーツパーツを気になるところからゆっくりと呼吸しながら自分の手でなでていくだけでもよし、
自分と何らかの対話を通じて、自分をねぎらい、自分のための時間を使う。

あなたはあなたという存在へのコミュニケーションを、まずあなた自身に意識を向けて心身両面どこからでもいいので働きかけることから始めてほしい。
他の誰かではなく、まず、あなたがあなた自身へのいたわりを向けることから始める。
それが半径5メートル以内の人へのいたわりやねぎらいといったコミュニケーションのとっかかりにもなり、チームに伝播し、さざ波のひろがりのように、大きなコミュニケーションへつながる。

あなたのコミュニケーションはあなた自身が創るものから生まれる。
ほかのだれかがあなたのコミュニケーションを乗っ取ることなどは決してできないのだ。
あなたのコミュニケーションはあなたにしかできない。

だから、あなたを大事に。
だから、あなたと仲良く。


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ケィティ(Katy)
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