渋沢栄一と「総親和総努力」
新一万円札の顔として段々見慣れてきた渋沢栄一翁。
渋沢栄一に学ぶ生き方についての講演会が開催されたのは東京にある公益財団法人修養団のホール。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、修養団は設立の際に、渋沢栄一が創立者の蓮沼門三の理念と熱意を知り、生涯にわたって支援した、所縁深い団体だそう。
その関係もあって、修養団には渋沢栄一の一部の品々を補完されているということで、直筆の書や愛用のシルクハットなどが講演会場に展示されていた。
総親和総努力
タイトルの写真は蓮沼門三の言葉を、89歳の渋沢栄一がしたためた書だ。
91歳でなくなったので、数え年で署名していたとしても亡くなる2~3年前のもの。
修養団のスローガンでもある総親和総努力。この先には総幸福の世界の建設を願ったものだそう。
実業界の礎を築き、何百と言う会社や組織にも出資し、名実ともに国の発展に尽くしていた渋沢栄一。
この言葉はどんな気持ちでいたのだろうかと思いを馳せてしまった。
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