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大学院で学ぶ一番大切な「●●を□□する力」その4(現役学生から見た「経営大学院の虚像と実像」⑭)

【経営とは…どのレベルを考えるか?】

経営とは何でしょうか?

会社を経営するとは、事業の内容や結果に責任を持つことを指しています。

最終的には、責任を持つのは「社長」です。

よって、会社を経営するとは、「みんなが社長の立場にたって、事業運営に携わる」ことが理想となります。

MBA(経営学修士)取得により期待される能力は、二つあると考えます。

① 会社のトップになって、経営の知識を会社及び事業運営に活かす。
② トップの参謀役になって、経営の知識を会社及び事業運営に活かす。

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その視野と視点から、物事を考えられるようになるのがMBA本来の趣旨になります。

【学校教育の弊害】

日本の学校教育の弊害として、正解主義が挙げられます。

学校(文部科学省)が決めた正解をいかに覚えるか、こなすか、適応するかが問われます。

ただ、経営に正解はあるでしょうか?

もちろん、ありません。

日本で起業や創業が少ない理由は、この学校教育の正解主義にもあります。

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経営(起業)の世界は、正解はないため、学校で学んだ能力はほとんど活かせません。そのままの正解主義の考え方では、明らかに成功確率が低くなってしまいます。

むしろ、起業や経営の世界には不正解=失敗はつきものです。

学校教育で正解主義に慣れてきた私たちにとっては、正解がないこと失敗がつきものである経営や起業は、もっとも心理的に抵抗を感じて当然かもしれません。

【全体を俯瞰すること】

学校教育では正解主義のもと、全体ではなく部分(枝葉)ばかり教えています。

そして、会社に就職しても、上司の命令に従い、枝葉の業務をこなすことが主な役割になることが多いでしょう。

全体を俯瞰し、大局的視野(長期的視点)から、物事を決定することが極端に少ないのです。

大学院では、アカウンティング(会計)、ファイナンス(資金調達)、人事組織などの科目のほかに、経営戦略(戦略論)の講義があると思います。

この戦略論では、いかに大局的、長期的視点で物事を見るかが問われます。

そのうえで、オリジナルの自分の発想(戦略)が求められます。

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全体を俯瞰したうえで、大局的、長期的視点より、自分なりの戦略をどのようにロジックを駆使して組み立てるか…これがMBAで学ぶべき大切な力になります。

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今回も非常に内容が濃い記事になっています。

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