【代表ミニインタビュー】「住むと泊まる」が融合した暮らしを提供する Unito代表に聞く、新時代のホテルが面白くなるために必要なこと。
Unitoの事業内容を教えてください
私たちは「暮らしの最適化の追求」をパーパスに掲げ、"家賃変動型ホテルレジデンス"の企画開発・運営、そしてオンラインで契約完結・最短即日で住むことができるお部屋探しプラットフォーム「unito(ユニット)」を開発・運営しています。
2つの事業の共通点は、部屋をさらに貸し出しすることで、支払う家賃が ”住んだ日数分” だけになる”家賃変動型料金システム”「リレント(Re-rent)」です。これによりユーザーは家賃を月額固定費から変動費に変えることができ、弊社プラットフォーム「unito」からリレント可能なお部屋をお探しいただけます。
ホテルレジデンス事業というハード面、プラットフォーム事業というソフト面、双方の展開により唯一無二のビジネスモデルを確立し、最前線で世界の暮らしの最適化を追求しています。
「unito(ユニット)」のホテルとしての魅力を教えてください。
私たちunitoは、 「住むと泊まる」を組み合わせた、ホテルが新しい暮らしになるサービスを提供しています。さらに具体的にいうと「ホテルレジデンス(ホテル+賃貸)」という形態を日本にさらに広めていく活動をしています。
そのため、unitoのホテルに宿泊するユーザーの中には、unitoに長期でお住まいの方々(レジデンスメンバー)もいらっしゃれば、1泊単位で泊まる方々(ゲスト)もいる。特にレジデンスメンバー同士は、ちょっとしたシェアハウスのような関係性になっています。
Unitoは、そんな新しいコミュニティとしての役割もあるような、いわゆる「関係人口のホテル」を運営しています。
ホテルがもっと面白くなるためには?
ホテル業界が面白くなるためには、ホテルが「ライフスタイルの中心」であるべきだなと思っていて。
我々は、2020年unitoの第一号としてunito CHIYODAという、カプセルホテルを大きくしたラフに言うと「デカいカプセルに住む」というコンセプトでカプセルハウスを作ったんです。通常のカプセルホテルは、およそ2㎡ほどの大きさのカプセルですが、それを4.5㎡にして、デザイン特許を出願しています。
そして、そのカプセルハウスに住んでる方々がいらっしゃるんですね。でも、そこはホテルなんです。
つまり、賃貸契約を結ばずに宿泊で住むというのを、しかもミニマムに、超都心の人たちが住むことを想定したものから、unitoは始まりました。
それから現在に至るまで、ホテルビジネスや、シェアハウス × ホテルのような物件を69棟530室とかなりの速度でローンチしています(2024年8月現在)。ホテルをレジデンスマンションにするであったり、ホテルを働く場所にするというスタイルをおし広げていくことで、同時にホテルを「より広い意味」にしていく。
それがホテルを面白くするためには必要だと思っていて、要はその隣接マーケットに広げていく、そしてホテルをライフスタイルの中心にする、ゆくゆくはホテルが関係人口を増やすための町の中心になる、という未来が僕はできるんじゃないかなと思っていて。
それこそ今人口減少で地方がすごい過疎化しているけれども、そこにホテルという存在を置いて、そこに宿泊者も来るし、住んでる人もいるし、働いてる人もいるよね、みたいな場所にできれば、日本人、外国人関係なく ホテルというものが逆に、大げさではありますが「日本を盛り上げるキーファクターの1つ」になるんじゃないかなって、そういう未来を作りたい、そう本気で思っています。
どんな学生とunitoの世界観を創りたいですか?
Unitoのメンバー*(*社員のunito内呼称)は、基本的に人材の100%近くが不動産業界未経験の若手のメンバーで、例えば旅行会社や不動産会社、IT企業など様々な業界からきたメンバーが「新しい暮らしとは何か」を日々考えながら、ホテルの常識にとらわれずに働いています。
そのため「ホテルたるもの」は踏襲しつつも、そこからの+ α は逆に規制概念にとらわれず、 「皆で考え世に出し、試し、改善をしていく」というものが非常に新しい試みで、そこを面白いと思ってくれる方々に、インターンプログラム「Unito bootcamp」に参加してもらいたいです。前例のない新しい常識を創り上げるということで、 非常にフレッシュで面白い経験になるんじゃないかと思ってます。
Unito bootcampへの応募を検討する学生の皆さまに、メッセージをお願いします。
優秀な学生は起業するようになり、IT業界には豊富なインターンプログラムがあり、優秀な学生がほぼフルタイムで働いていることも珍しくありません。
しかし旅行業界、不動産業界のインターンはどうでしょうか?
インバウンドが盛り上がり神風が吹く旅行業界、時価総額が ”兆円単位” にのぼる大企業がひしめく不動産業界には、まだインターネット業界のように「学生から活躍できるプログラム」が少ないのが現状です。
私たちunitoは、若く優秀な学生を、旅行業界、不動産業界にも送り込むべく、3ヶ月でホテルの立ち上げや新規事業企画など様々なプロジェクトを用意しています。
Unitoのバリューである、「素直で、誠実に」「成長を牽引する」「本質を探究する」。これらのバリューを体現するように活躍し成長したい学生の皆様を、是非お待ちしています。
Unito:株式会社Unito(ユニット)
unito:サービスブランド名
【近藤祐太朗プロフィール】
株式会社Unito 創業者 兼 代表取締役。
1994年、東京生まれ。幼少期の3年半、父の仕事の都合上、東ヨーロッパのルーマニアで育つ。大学1年次、国際交流を軸に活動する学生団体 NEIGHBORを設立。クロアチア最高峰のビジネススクールZSEMで観光学を学ぶ。帰国後、複数の旅行系スタートアップで修行し起業。東京を中心に外泊するほど家賃が安くなるサブスク住居「unito」を展開。リレント(Re-rent)ビジネスモデル特許を取得し、10社以上の大手ディベロッパーと協業し物件企画・運営を行う。2024年8月現在、運営物件数69棟530室。
新しい暮らし創出協議会主幹、⼀般社団法⼈シェアリングエコノミー協会幹事。世界起業家団体EO Tokyo Central GSEA推進担当理事。