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英検1級とTOEICの難化について思うこと。
こんにちは、とげまるです。
先日受験した2024年度第2回英検1級の1次試験の結果が返ってきました。結果は以下の通り無事合格。これで無事4連勝達成しました!
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反省点としてはリスニングの大問1で中々波に乗れず思わぬ失点をしてしまったことです。これがなければ25/27は取れていましたが、後の祭り。単純な実力不足です。次回受験するときは気を付けます。
ライティングについては要約が24/32、エッセイが30/32となりました。エッセイに関しては自分の得意分野である経済に関するトピックだったので概ね予想通り。エッセイは密かに満点を期待しましたが構成と内容でそれぞれ1点ずつ減点されていました。どこか論点がズレていたようです。
要約については未だに英検が好む解答、採点基準が掴めません。エッセイと同じくらいのレベルで英文を書き内容も的外れではなかったはずですが、結構引かれていました。どこか外してはいけない内容があるのでしょうね。これについては今後も引き続き受験して分析を重ねたいと思います。
さて、今回のタイトルについてですが英語界隈で話題になっている英検とTOEICの難化について自分の思うところを書いていきたいと思います。英検については主に英検1級について触れていきたいと思います。
英検1級は今年度から従来のエッセイライティングに加えて要約問題が加わりました。これにより語彙問題が25問から22問へ、読解問題も内容一致問題が丸々1つ削られる形となりました。試験時間は変わらず100分。リーディングの問題数が減少したことにより時間的に余裕が出来るかと思いきや実際に受験してみるとかなりタイトです。
結論から言うと英検1級に合格する難易度はさほど変わっていないかと思います。しかし高得点ないしは満点を目指すとなると間違いなく難化したといえます。
難化した1つのポイントとしてはLRで新傾向と思われる問題が登場したことです。具体的にはリーディングの35番、最後のメッセージを読み取った上でパッセージ全体の流れを掴めていないと解けない問題だったと思います。リスニングについてはpart3で条件を3〜4つに増やして照らし合わせを必要とする問題が登場しました。
また上記でも触れた通り要約問題が登場したことにより時間が厳しくなったことに加えて英作文で1発逆転することが難しくなりました。従来の英検1級だとLRで半分ほどしか取れなくてもエッセイで9割ほど得点すれば合格するというケースが多々見られましたが、要約の採点基準が厳しい(というより謎)という点を鑑みると英作文で稼いで合格するという作戦が旧形式の時と比べて通用しなくなったとも言えます。したがって英作文頼りにするのではなくLRでも満遍なく得点しないと合格は厳しいかと思います。
TOEICは最近受験していないので詳しくは分かりませんが、個人的に英検とTOEICの難化については良い事だと思っています。例えば英検1級であれば従来の形式だとLRでそんなに得点出来なくてもライティングでテンプレートを駆使して書けば合格出来ていたのが、今ではより3技能のバランスが重要視されるようになったかと感じています。前述した通り新形式でも合格する難易度はさほど変わっていませんが高得点、満点を取る難易度は間違いなく上がっています。TOEICについても700点や800点を取得する難易度はさほど変わらなくてもXを見る限り満点を取得する難易度が上がっているということはそれだけ試験のテクニックというよりも素の英語力が必要になったと言っても良いでしょう。
英検1級については今年から今働いている予備校で英検1級セミナーを担当しているので研究のために毎回受験しています。特に要約についてはまだまだ自身も勉強する必要がありそうなので、もし高得点を取れるコツが分かった際にはこのnote記事でシェアしていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。