【コメットの軌跡】#3 情報解禁する
徳島を拠点に活動している演劇ユニット・コメットです。
私たちは20代の演劇人6名が集い結成したユニット。
2025年3月1・2日(土・日)に、徳島県立21世紀館内スタジオにて、第一回公演を予定しています。
↓ 上演演目が発表されました! ↓
「コメットの軌跡」と題して始めたこのnoteではユニット運営・公演制作の過程をアーカイブしています。
前回の記事「#2」では、企画書・予算書の作成や会場下見の様子について綴りました。
↓ まだの方はこちらからどうぞ ↓
今回の記事では情報解禁までの道のりについて記録します。
上演申請する
前述のとおりコメットの第一回公演に安部公房の作品を選んだ私たちですが、作品の使用には著作権管理者への申請が必要です。
出版社を通じ著作権管理者との仲介業者を紹介していただきました。
使用目的や内容、公演の詳細をお伝えし許諾が下りるのを待つことに。相手方のあることですので許諾をいただけるまでに時間を要する可能性もあります。演目以外の決まったことから先に、公演の広報にあたることにしました。
解禁日を決める
公演日は2025年3月ですが、少なくとも2024年中にはユニット結成と公演の情報を解禁をしたいと考えました。先のことでも日程を早々にお知らせしてくれている公演には私たちも助けられています。また、メンバーたちの所属劇団がそれぞれちょうど12月に公演やイベント出演を控えていたこともあり、お客様や普段お世話になっている方々へご報告の挨拶などもしやすいタイミングであったことも決め手の一つでした。
情報解禁の日時は、四国内の演劇公演の本番日や前日と被らない週末の夜に設定しました。特に11月12月ごろは公演が多く、本番当日前後の大事な情報を打ち消したりすることがないよう、注意を払ったつもりです。各所属劇団にも告知の被りがないか確認を済ませ、2024年11月22日午後6時に情報解禁することに決めました。
狙ったわけではないのですが、奇しくも『鞄』は夫婦関係がテーマの作品です。いい夫婦の日が解禁日になったことには何やら運命的なものを感じたのでした。
ビジュアル撮影をする
チラシやSNSをはじめ、広報物に写真を使いたいという総合美術・ぼうからの提案があり、林田真実さんにユニットのビジュアル撮影を依頼しました。情報解禁にも使用したいと、11月上旬に撮影しました。
ロケ地は第一回公演の開催場所でもある文化の森総合公園。布を張っての空間づくりや衣装・ヘアメイクにも、ぼうのこだわりが反映されています。
写真が届いたときはメンバー一同わいわいと盛り上がりました。今後のSNSでもたくさん披露したいと思っております!
解禁する
情報解禁はX・Instagramで行うことにしました。ほかにも多種多様なSNSプラットフォームは存在しますが、制作補・海月の助言のもと、今後も負担なく運用し続けられそうな二つのSNSに絞り、アカウントを作成しました。
解禁の方針として大事にしたのは、「必要な情報が一目で伝わる」ことです。ユニット結成のお知らせ、メンバー構成、公演の開催、日程に場所……これらをバラバラに投稿してしまうと情報を見逃させてしまうかもしれません。特に拡散機能のあるXでは、一つのポストに情報をまとめることを意識して原稿を作成しました。
制約である140字の中に日程を入れたのは制作・有本のこだわり。自身、日程から公演情報を検索することが多いのだそうです。こういったこだわりを共有し合えるのは全員で創っている醍醐味です。
文字に入りきらない部分を補完するためビジュアル写真をベースに、ユニットのコンセプトをカラーリングやフォントに落とし込み解禁画像を作成。見切れることのない横長の一枚絵に情報をまとめました。
Instagramは複数枚の画像を繋げて完成させるグリッド投稿で、インパクトを重視。写真が大きく美しく見えるよう、枠に色をつけずXの解禁画像とは比率も少し変えています。
そしていよいよ解禁の瞬間。
自動投稿と手動投稿を織り交ぜ、18時ちょうどに解禁しました。
解禁以来、たくさんの反響や応援の言葉をいただき、ついに始動したのだなという実感と必ず無事に幕を上げなければという責任が日々増しています。
今後も地道に活動してまいります。
応援のほど、よろしくお願いいたします。
さて、今回は情報解禁までの道のりを記録しました。
次回は稽古開始準備のようすをお届け予定です。
更新をお楽しみにお待ちください。
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