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リップクリームの使い方

唇のケアに欠かせないアイテムであるリップクリーム。

しかし、その効果を最大限に引き出すためには、適切な種類を選び、正しい方法で使用することが大事です。

リップクリームはその使用目的や配合成分によって、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3つに分類されます。

それぞれの特徴を理解し、自分の唇の状態や目的に合ったリップクリームを選ぶことで、唇の健康を維持し、快適な毎日を過ごすことができます。

この記事では、リップクリームの種類ごとの特徴と、その正しい使い方について詳しく解説していきます。


リップクリームの種類と特徴

リップクリームは、使用目的や配合成分に応じて「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3つに分類されます。

それぞれの特徴を理解し、自分の唇の状態や目的に合ったリップクリームを選ぶようにしましょう。


医薬品

医薬品のリップクリームは、唇の荒れや炎症を治療する目的で作られています。

これらには、唇のひび割れや出血を治すための有効成分が含まれています。

例えば、ビタミンEグリセリン抗炎症成分などが配合されています。

パッケージに「第〇類医薬品」と表示されていることが多く、主に唇が炎症を起こしているのを治すために使用します。


医薬部外品

医薬部外品のリップクリームは、唇の荒れを予防するために作られており、「薬用」と表記されているものが多いです。

厚生労働省が指定した有効成分が配合されており、唇が酷く荒れていないときや、乾燥しやすい唇の保湿に適しています。

医薬品ほど強力ではないものの、予防的なケアには十分な効果を発揮してくれます。


化粧品

化粧品のリップクリームは、主に保湿成分が配合されており、唇の乾燥予防や紫外線対策に適しています。

シアバターワセリンヒアルロン酸などの保湿成分が含まれており、唇のうるおいを保ってくれます。

また、UVカット成分が配合されているものもあり、日中の紫外線対策としても利用できます。


リップクリームは昼用と夜用で使い分ける

リップクリームは、昼用夜用で使い分けることで、唇の健康をより効果的に保つことができます。

それぞれの時間帯に適したリップクリームを選び、唇の保護とケアを行いましょう。


昼用リップクリームについて

昼間の活動時間中は、唇を紫外線から守ることが重要になります。

唇は皮膚が薄く、皮脂腺がないため、紫外線の影響を受けやすく、乾燥や荒れの原因になりやすいです。

昼用のリップクリームは、UVカット成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。

これにより、紫外線から唇を保護し、乾燥を防ぐことができます。

また、昼間は、食事や飲み物、会話などで唇を使用する頻度が高いため、リップクリームを適宜塗りなおすことも大切です。


夜用リップクリームについて

就寝中は、唇のケアをするのに最も適した時間帯です。

夜用のリップクリームは、保湿成分が豊富に含まれているものを選ぶと良いでしょう。

特にシアバターワセリンなどが含まれているリップクリームは、保湿効果が高く、唇をしっかりと保護してくれます。

夜用リップクリームは、就寝中に唇をケアしてくれて、翌朝にはぷるぷるな唇になるように導いてくれます。


リップクリームの正しい塗り方

リップクリームの効果を最大限に引き出すためには、正しい塗り方を行うこ
とが重要です。

以下の手順に従って、リップクリームを効果的に使用しましょう。


1.塗る前に唇の汚れを取る

リップクリームを塗る前に、ティッシュやコットンで唇の汚れを丁寧に拭きとりましょう

特に歯磨き後は、歯磨き粉の成分が唇に残っていることがあるため、しっかり取り除いてください。

汚れが唇に残っていると、リップクリームの成分がうまく浸透しないだけでなく、唇に刺激を与えてしまうことがあります。


2.リップクリームを温める

リップクリームは冷えると硬くなってしまい、塗るときに唇に刺激を与えてしまうことがあります。

塗る前に手のひらや指先を使ってリップクリームを温め、柔らかくしてから使うようにしましょう。

特にスティックタイプのリップクリームは硬めに作られているため、気を付けておきましょう。


3.縦方向に優しく塗る

リップクリームを塗るときは、唇の端から端まで少しずつずらしながら縦方向に塗りましょう。

唇には縦方向にシワがあり、横方向に塗ってしまうと、成分がうまく浸透しないことがあります。

また、リップクリームを塗るときは、こすりつけるように塗るのではなく、優しく滑らせるように塗りましょう。

強い力で塗ると唇に刺激を与え、逆に荒れを引き起こすことがあります。

優しく滑らかに塗り広げることで、唇に負担をかけずに保湿することができます。


リップクリームを使用する際の注意点

リップクリームは、唇の保湿や保護に役立ちますが、使い方を間違えてしまうと逆に唇を荒れさせる原因となることがあります。

以下の注意点を守り、効果的にリップクリームを使用しましょう。


過剰な使用を避ける

リップクリームを頻繁に塗りすぎると、唇に負担をかけてしまいます。

リップクリームには保湿成分だけでなく、防腐剤や香料、着色料などの刺激成分が含まれていることがあり、頻繁に塗ることで、唇が乾燥や炎症を起こす可能性を高めてしまいます。

1日3~5回程度の使用に抑え、必要以上に塗り重ねないようにしましょう。


使用期限を守る

リップクリームは開封後、雑菌が繁殖しやすくなり、成分が酸化して劣化することがあります。

開封後は半年以内を目安に使い切るか、交換することをおすすめします。

また、未開封の場合でも3年以内には使い切るようにしましょう。

もし、使用中に異臭や変色が見られた場合は、すぐに使用を中止してください。


自分のクセに注意する

唇の舐めたり、噛んだりする癖があると、リップクリームが落ちてしまい、
乾燥が進んでしまいます。

無意識にやっている場合も多いと思われますが、自分のクセを見直し、必要に応じて改善するように心がけると良いでしょう。



これらのポイントを守ることで、リップクリームの効果を最大限に引き出し、健康で美しい唇を維持することができます。

唇のケアに細心の注意を払い、自分に合ったリップクリームを選んで、毎日のケアを楽しんでください。


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