Second Pain-12
私たちの活動が始まって間もない。
清鐘 弘鷲「よし!できた!」
花都 美彩「え、もう!?」
早すぎる…!
まだ1時間も経ってないのに…?
清鐘 弘鷲「それぞれのパートのデータ、送っといたよ」
花都 美彩「どうもさん!弘鷲の方が早くできたことだし…、歌詞はこの後だな」
金藤 実花沙「うん、了解。…、ボーカルパートは…、こんな感じなんだ」
清鐘 弘鷲「結構ダークな感じっしょ?」
金藤 実花沙「すごい…、Second Painの世界観にぴったりです…!」
清鐘 弘鷲「でしょ?」
金藤 実花沙「…でも…」
清鐘 弘鷲「ん?」
金藤 実花沙「私、楽譜読めない…」
清鐘 弘鷲「歌詞ができたら俺と音取りしよっか」
金藤 実花沙「はい…!」
花都 美彩「さて、歌詞はっと…」
金藤 実花沙「私も考えていい?」
花都 美彩「よし!一緒なら心強いぜ!」
衣装組はどんな感じだろう…?
金藤 実花沙「奏那他さんたち、何か手伝ってほしいことあります?」
地鳴 明吾「材料どこで買おうかな…」
花都 美彩「百均」
地鳴 明吾「え」
花都 美彩「経費節減」
月ノ宮 奏那他「あはは…、でもまぁ、最近の百均の布もクオリティ高いからね」
地鳴 明吾「まぁそうだね〜」
金藤 実花沙「私は…、台本の動きちょっと考えてみる。美彩、歌詞思いついたら共有するね」
花都 美彩「りょ!」
私は空き部屋を借りて演劇の構成を考えた。
金藤 実花沙「主人公はこんな感じで…」
自分で言うのもなんだけど、
結構準備はスムーズに進みそう。
金藤 実花沙「あ、もう夕方…」
花都 美彩「そうだな…、今度はいつ集まれそう?」
地鳴 明吾「僕、基本的に土日休みだよ〜」
月ノ宮 奏那他「わ、私も」
清鐘 弘鷲「俺も」
花都 美彩「そうか…」
清鐘 弘鷲「まぁ、俺ら妖怪だし、夜中のソロでの練習も可能だよ。家、防音対策もしてあるし!基本的に寝ないし」
月ノ宮 奏那他「そうね。家も防音対策もしてあるよ」
地鳴 明吾「家も!僕らもできるところまで練習してくるよ」
月ノ宮 奏那他「衣装作りも進めておくね」
地鳴 明吾「うんうん!」
金藤 実花沙「演劇の構成とかは美彩と私の方で進めておく」
花都 美彩「来週には合練できるようにしとかないとな」
地鳴 明吾「うん!」
花都 美彩「じゃあ、歌詞ができたらみんなに送っとくよ!」
月ノ宮 奏那他「え、えっと…、近くの百均で衣装の材料、買いたいんだけど…、みんな、付き合ってほしいな…、なんて」
金藤 実花沙「一緒に見たいです!」
清鐘 弘鷲「俺も」
花都 美彩「僕も!」
地鳴 明吾「僕も見に行かないとね」
月ノ宮 奏那他「ありがとう、みんな」
こうして初日の打ち合わせを終えた。
次みんなに会えるのは来週なんだ。
ちょっと寂しいけど…、
私も頑張らないと!