Second Pain-25
そして翌日の朝9時頃…。
金藤 実花沙「…」
清鐘ファミリーのみんなはどうして僕に優しくしてくれるんだろう…?
そう考えていたところ…、
コンコンコン…。
金藤 実花沙「!?」
清鐘 弘鷲「実花沙ちゃん、入るよ」
金藤 実花沙「は、はい!!」
入ってきたのは弘鷲さん。
清鐘 弘鷲「どうかな?この家には慣れたかい?」
金藤 実花沙「い、いえ、まだ…」
清鐘 弘鷲「まぁ、まだ2日目だからね。清鐘ファミリーのみんなは優しいから安心しな?」
金藤 実花沙「は、はい」
清鐘 弘鷲「ちょっと中庭で散歩しない?」
金藤 実花沙「気分転換にです?」
清鐘 弘鷲「そうだね」
弘鷲さんと中庭で散歩した。
金藤 実花沙「…」
清鐘 弘鷲「実花沙ちゃん、上を見上げてごらん?」
金藤 実花沙「?」
上を見上げてみると…?
金藤 実花沙「わぁ…!!」
綺麗な青空が…!!
清鐘 弘鷲「綺麗っしょ?ここから見る青空マジで最高!父上がいいところに家を建ててくれたんだよ〜」
金藤 実花沙「確かにそれは幸せなことです」
清鐘 弘鷲「うん…!」
金藤 実花沙「不思議…、悩みが小さく思えるようになる…」
清鐘 弘鷲「そうだよね。俺も仕事とかで辛いことたくさんあるけどさ…、こうやって青空を見ると元気になるよ」
金藤 実花沙「明日も頑張ろうって思えるようになります」
清鐘 弘鷲「うん…!」
こうして2人で空を眺めつつ楽しんでいたけれども…!?
清鐘 弘鷲「ん…?奏那他からテレパシー?…?え?」
金藤 実花沙「…?」
清鐘 弘鷲「奴が来た…?ま、まずいな。恐らく…。うん、おっけー」
金藤 実花沙「何があったんです…?」
清鐘 弘鷲「うん、母上がこの前戦った敵と特徴が一致してる。実花沙ちゃんを狙ってるみたい…」
金藤 実花沙「えっ…!?」
なんで私が狙われるの…!?
清鐘 弘鷲「これから俺たちで敵に対処する。実花沙ちゃんはここから出ちゃいけないよ」
金藤 実花沙「…はい」
なんだろう?
不吉な予感がする…。