深い山の中で道を誤る
先日弾丸ツーリングをこなしたことで,かなりテンション上がってました.
大学の授業が10月1日から始まるので,ちょうど1週間前.夏季休暇期間でかなり心身の疲れが取れたのと,授業が始まるプレッシャーがないまぜになった結果,少し軽躁気味になっているような気がします.
それで,日曜日のこと,まだ授業始まるまで時間あるし,なんかもったいないなと思っていたら,走っておきたい場所が思いつきました.大日川ダムのダム湖が大日湖なのですが,その大日湖を過去に周回したことがあります.一度目は反時計回り,ただ反時計回りだと左側がダム湖側になってキープレフトだと危ないので,二度目は時計回りに回りました.
金沢からは南下して,このダムに来ます.東岸の道は県道44号で舗装路なのですが,西岸の道,この縮尺では出ませんけれども,未舗装路なのです.ここをまた走ってみようかと.
ただ,調べていくうちに,この県道44号をそのまま南下すると国道414号に接続するのですが,その国道414号をさらに南下すると,石川県と福井県の県境を越える『酷道』と呼ばれる状態になっており,さらに南下すると,勝山市に到達します.勝山市に行くのも悪くないな,ただコロナ禍だから,越前蕎麦屋さんに入るのも気が引けるなあと思い始め,結局元のプランに戻りました.
月曜日.朝食を用意して妻を送り出し,今日は一日晴れているから部屋干しではなく屋外に洗濯物を干そうと洗濯機を仕掛け,ここで急にうつ状態に陥りました.お布団に撤退です.どうも躁鬱混合状態にあるみたい.洗濯機が止まった電子音が聞こえても,動けない.時間が経って,なんとか落ち着いて洗濯物を干し,そこまでして走る必要があるのかと思いながら,身支度をします.PC の Web ブラウザから Google マップで経路を出し,スマートフォンの Google マップに転送します.スマートフォンの Google マップでは,圏外領域があるので地図データをダウンロードするかと訊かれ,ダウンロード,オフラインでも地図データが見られるようになりましたと.
さて,ウチを出発して,道の駅「一向一揆の里」で休憩.ペットボトルのポカリスエットを購入.県道44号を南下します.途中,ニホンザルが道路上や畑に座っているのを見かけたりしながら,大日川ダムに到着します.
県道44号は,ここを左折してダムを渡ります.そして更に南下.先に進んで行くと,進行方向右手にはダム湖の底.
前方の丸山大橋を渡って丁字路,左折するとそのまま県道44号,右折すれば,このダム湖の西岸の道になります.
地図上では,緑のピンが立っているところが.
西岸の道に入ります.なんだ,もう舗装されてしまったのかしらん?
しばらく先を進むと,フラットな未舗装路.先を進みます.
進んでいくうちに,どんどん道はガレていきます.小さな橋を渡った先に,また丁字路.写真を撮る余裕なし.右の道は道幅狭そうで,斜度も大きい.左の道は幅も広そうで,斜度も小さい.多分左の道がメインの道だろうと進みます.
先を進むと上りのガレ場になります.どんどんキツくなる.腕がパンパンになる.でも,止まるとハマる.写真を撮れる状態にあらず.そして,あれ,おかしい.水の流れが左側に見える.ダム湖を時計回りに移動しているはずでは.水面は右側に見える筈.
そして,坂の登ったところで,あれ.
通行禁止.
道の駅で買ったポカリスエットを飲んで,心身を整えます.しょうがない.引き返します.下りなので,エンジンブレーキを効かせてゆっくり進みます.跳ねるんだけど.そして先程の丁字路のところまで戻りました.
右手には先に渡った小さな橋.一安心です.
ここから先はそんなにキツくない.ほうほうの体で戻ってきました.
帰りは,一揆そば長助に寄って,田舎もり(中盛)を食べて帰りました.
さて,ウチに帰ってきて,なんか変だなあと思って,Google マップと Yahoo 地図とで,先程の小さな橋の部分を見比べてみます.
Google マップ.色味が分かりづらいですけど.大日湖(ダム湖)沿いに道があります.
Yahoo 地図.ダム湖沿いから分岐した道があります.
Yahoo 地図にある道が,Google マップにない,その道を進んでしまったんだ.そういえば,ガレ場をジタバタしているときにチラッとスマートフォンの Google マップを見たときには道のない場所にいた.なるほど,あの小さな橋を渡った後の丁字路で,僕は右折しなければならなかったのだな.Google マップにない道を走っていたのか.なんか悔しい.多分ツーリングマップルがあれば,道を誤ることは無かったかもしれない.リベンジしたろかとも思うも,以前通ったときと果たして同じ状態だったのだろうか.大丈夫だろうか.
火曜日.上記を書いていた時はまだテンション高かったけれども,今はうつ状態に堕ちて,お布団に撤退していたりする.季節の変わり目ですね.もう,ろくに推敲も出来ません.まずはここまで.