原麻希シリーズ(吉川英梨)
「女性秘匿捜査官・原麻希」シリーズ 5冊
「警視庁『女性犯罪』捜査班 警部補・原麻希」シリーズ 6冊
警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希シリーズ 3冊
合計14冊読了。
時間を忘れて没頭できて、ここ2、3週間を支えてくれた本。
まず、主人公の名前がハラマキで、完璧じゃなくて人間らしい、親しみのもてる人柄なのが良い。
毎回事件を解決する基本的には水戸黄門的な流れは安心して読めて疲れすぎない(たまに辛い巻もある)。
それでいて1冊ずつ予想を裏切られるスリルある展開。
先が気になって、あっという間に全部読んでしまった。
巻が進むごとに新人からベテランになっていって、それぞれの段階で
仕事や家庭の様々な壁にぶつかる。
推理小説のような展開の面白さだけではなくて、主人公原麻希や周りの人たちの人生を一緒に経験しているような感覚がとても良かった。
最初の頃は夫と全くうまく行ってなかったのに、お互い少しずつ歩み寄って、最後の方には面影がないほど仲睦まじくなっていったのはお気に入り。
息子・娘との関係性に悩みお互いにぶつかりながらも成長していく姿も微笑ましかった。
同世代くらいの人が主人公の小説が読みたかったから今出会えて良かった。