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私の日常(まめきちまめこ)

著者の日常漫画(ノンフィクションらしい)。 くすっと笑えて元気が出る。疲れてる時でも、どんなときでもおすすめしたい。 1ページ前後で完結する話がどれも面白くて、あるあると共感できるものもあって良かった。 話を誇張してたり、無理してる感じがあまりないのも好き。写真まで出てくる。 まめこちゃんのはなしはもちろんだけど、慎重な父の話も面白かった(グアムに旅行行っても外は危険だと言ってホテルで寝てる(笑))。 まめこちゃんの視点は斬新で、出てくるのはクセのある人が多いけど、その人

    • 博物館の少女(富安陽子)

      怪異研究事始め、騒がしい幽霊 2冊とも読了。 物の価値を見る力がある少女が博物館の怪異研究所で働き、不思議な事件を解決していくはなし。 小学生の時に読んでも好きだっただろうなあ。 大人でも子供でも楽しめる良い本。 主人公が素直で明るく元気をもらえる。 昔、バッテリー(あさのあつこ)を読んで、無愛想な男子生徒が格好良いと思ったのか、、、無意識に悪影響を受けてしまったことがあったけど、この本ならそんな心配もなさそう。関西弁の明るい女の子になれたかな。

      • キッチン常夜灯(長月天音)

        Kindle Unlimitedでおすすめに出てきて読了。 洋食屋店長の女性が家の近くにある洋食屋で癒され、学び成長するはなし。 お店の雰囲気や料理の描写があたたかく、ほんとうに美味しそうで癒される。 ただ辛そうだった仕事に少しずつ前向きになって、ベテラン社員とも向き合い打ち解けていく姿も良かった。一番嫌いだった人が、少しのきっかけで一番の味方になるって素敵。 外食は選ぶことが面倒で疲れるし、体に合わなかったら体調を崩すかもと思ってしまってあんまり目新しいところに行かない

        • 原麻希シリーズ(吉川英梨)

          「女性秘匿捜査官・原麻希」シリーズ 5冊 「警視庁『女性犯罪』捜査班 警部補・原麻希」シリーズ 6冊  警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希シリーズ 3冊  合計14冊読了。 時間を忘れて没頭できて、ここ2、3週間を支えてくれた本。 まず、主人公の名前がハラマキで、完璧じゃなくて人間らしい、親しみのもてる人柄なのが良い。 毎回事件を解決する基本的には水戸黄門的な流れは安心して読めて疲れすぎない(たまに辛い巻もある)。 それでいて1冊ずつ予想を裏切られるスリルある展開。 先が

          読書記録:夜市(恒川光太郎)

          夜市 不思議な夜市に紛れ込み、野球の才能と引き換えに弟を売った主人公が、弟を取り戻しにいく話。 風の古道 秘密の古道で迷った少女。古道で生きる青年に出会い、元の世界に戻るまでの不思議な話。 1年以上まえにkindle unlimitedで読了。 ホラー小説だけど文章と描写が綺麗でファンタジーみたいな印象が残ってる。 ホラー苦手な人にもおすすめ。

          読書記録:夜市(恒川光太郎)

          読書記録:空中ブランコ(奥田英郎)

          ちょっと変わった精神科医と患者の短編集。 ゆるいお医者さんの治療方法が毎回面白い。 薬はビタミン注射くらい。 自分が楽しむのを優先しながらついでに治療してる感じ。 最終的には治ってるようなのでもしかして名医? お医者さんのゆるさに元気をもらえる。

          読書記録:空中ブランコ(奥田英郎)

          読書記録:存在のすべてを(塩田武士)

          ある誘拐事件の裏側を書いた本 情報がだれの目に入りやすい時代だけど、表に出ている情報だけで 全てをわかったような気にならないようにしたい。 明るい本ではないけど誰にでもおすすめしたいと思った。

          読書記録:存在のすべてを(塩田武士)

          読書記録:おつかれ、今日の私(ジェーン・スー)

          エッセイ集。 すっと読めて、筆者と会話しているような感覚になる。 寄り添ってくれて、読んだ後、少し気持ちが楽になる本。 仕事とかで疲れきっているけど、目が冴えて眠れない時に読むと、 リラックスして眠りにつけそう。

          読書記録:おつかれ、今日の私(ジェーン・スー)

          読書記録:さよならも言えないうちに(川口俊和)

          いつも座っている女性が席を外し、コーヒーが冷めない間だけ過去に戻れる。 家族や恋人にもう一度会うため、その不思議な喫茶店を訪れた人たちの短編集。 「コーヒーが冷めないうちに」のシリーズ第4作。 疲れが溜まって気力がない時、 大切な人と些細な事で喧嘩して落ち込んでいる時、 読むと少しだけ力が湧いて穏やかであったかい気持ちになれる。 コーヒーが冷めるまでの限られた時間もう一度大切な人と会えるとしたら 何を伝えるだろう。 登場人物たちの想いに自然と自分を重ねてしまって涙が出る。

          読書記録:さよならも言えないうちに(川口俊和)

          読書記録:邪神の天秤/偽神の審判 警視庁公安分析班(麻見和史)

          Kindle unlimitedで見つけて読んでみた。 刑事部にいた主人公が公安部に異動して活躍する話。 だんだん公安部の人たちに受け入れられていき、連続殺人事件を解決する。 ドラマ・映画化もしているみたい。 読後感は結構すっきりして良い。 少しずつパズルのピースがはまって行って、最後は解決。 疲れている時に読むと、主人公が突っ走って失敗してもすぐ立ち直り、部署に次第に溶け込んで活躍する姿に元気をもらえるかも。 物語は長いけど、その分登場人物の背景や人となりがよく描かれて

          読書記録:邪神の天秤/偽神の審判 警視庁公安分析班(麻見和史)

          読書記録:残照の頂 続・山女日記(湊かなえ)

          山登りをする女性たちの短編集。 1話ずつは100ページ無い程度でさらりと読めるけど、たくさんの人生を経験したような感覚になれる本。旅行にピッタリだった。 湊かなえさんの本は読みごごちがすっきりしていて好き。 このふたつが特に良かった。 ・立山・剱岳   母娘の登山。 ・武奈ヶ岳・安達太良山   疎遠になった親友が時を経て登山レポートを送り合い距離を近づける。 どの話も頂上まで来ると読んでるこちらもすっきりして前向きな気持ちになる。 何年かしたら別の短編が気にいるかも。

          読書記録:残照の頂 続・山女日記(湊かなえ)