自己肯定感を高めるために/ポジティブ感情にリフレーミングする
先日あった出来事です。
朝早くから起きて、息子のためのお弁当を作りました。
息子がひとりで帰ってから食べられるように、そのお弁当を冷蔵庫へ入れておいたのです。
ところが息子は、予定外に仕事から早く帰ってきた夫とランチを食べに行ってしまい、お弁当は冷蔵庫に残されたままでした。
帰宅して話を聞くと、2人はお弁当があることを知らなかったとのこと。
しかし私はお弁当のことを2人に伝えておいた”つもり”だし、知っていた”はず”だと思ったのです。
このことで、私はイライラして家族に不機嫌な態度をとってしまいました。
別に私は好きで朝早く起きてお弁当作っているわけじゃない。
嫌々というほどではないが、子どもたちに必要だからこそ早起きしてお弁当を作っている。
私の行動は無駄だったと虚しくなってしまったのです。
でもこの負の感情を1日寝かせてもう1度考えてみると、この出来事をもっと前向きに捉えることができたんじゃないかと思い直しました。
起きた事柄について、事実は変えることが出来ません。
でもその事象に対する自分自身の受け取り方を変えることはできます。
このようなネガティブな感情をポジティブな感情に意識的におきかえてみることを心理学においてリフレーミングというそうです。
これを実践してみるとどうだろうと考えてみました。
ネガティブなフレーム
私はお弁当を作ったのに、食べてくれなかった。
伝えたつもりだったのに、2人は忘れてしまった。
私の努力は無駄だった。
リフレーミング後のポジティブフレーム
お弁当を食べてもらえなかったのは残念だけれど、父親と子どもが一緒に楽しい時間を過ごせたのは良いことだ。
次回は、お弁当のことをもっときちんと伝える努力をしてみよう。
コミュニケーションの方法を見直す良いきっかけになった。
これが瞬時にできたら、もっと楽に生きられる気がします。
ネガティブな感情をコントロールすると、イライラを抑えてストレスが減りますよね。
それに私が家族を思って食事を作っていることは、お弁当をいつ誰が食べようが変わらない事実です。
自分で自分を認めてあげるトレーニングをするのです。
ネガティブな感情は自分で変えていこうと意識しなければ負のループにおちいりやすく、生きづらさを感じることにつながります。
私は自分の自己肯定感が低く、不安な気持ちが人より強いことは常々感じていました。
でもそれが何なのかはっきりとはわからなかったのです。
しかし私の生きづらさの原因はこの思考のクセにあるんじゃないかとやっと気が付きました。
これからこの頑固なマインドセットを変えていきたいと考えています。
参考文献
「何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書 」
著者/中島輝 出版/SBクリエイティブ