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みつひかり不正事件の教訓②

種子法が廃止された理由は...「企業利益」のためです。
主要農作物の種子管理や開発を企業に任せなさい!と言うのが大きな理由です。
今まで種子法により国民の食糧を守るため税金を使い国と自治体がその地域の風土に適した品種の改良を続けて来ました。

新潟のコシヒカリや北海道のユメピリカなどの優良品種も種子法に基づく事業から誕生したものです。
しかし政府は「公的機関が開発するコメ、麦、大豆の種子は安過ぎて、民間企業が参入できない、公的機関と民間企業の条件が対等ではない!」として、種子法を廃止したのです。

さらに政府は、日本モンサントのとねのめぐみ、三井化学のみつひかりなど民間の品種を、全国に推奨して回りました。これらの品種はF1品種と呼ばれる品種です。F1とは一代限りと言う意味で、一代限りしか形質を表さず子孫にその形質を繋ぐことの出来ない品種のことを言います。つまりタネを植えても農家は翌年にはまた新しいタネを買わなくてはなりません。

種子開発をする企業利益を優先するには、安価なコメ・麦・大豆の種子を提供する公的機関は不都合な存在なのです。

{現在、世界の種子市場の70%はモンサント(バイエル)、ダウ デュポン、シンジェンタの多国籍アグリ企業によって生産されています。これらの企業は化学企業で本来は化学肥料、農薬のメーカーだったのが、次々に種子会社を買収して、「種子」+「農薬」+「化学肥料」をセット販売して飛躍的に成長を遂げて来ました。
ことにモンサントは除草剤ラウンドアップ(主成分グリホサート)に耐性を持たせた遺伝子組み換えの大豆、トウモロコシ、綿などの種子を開発して、世界の農業を席巻して来たという経緯があります。}

種子法が廃止され、配置されていた公的予算も廃止されてしまいました。(次回に続く

種子法廃止違憲訴訟
6月14日(金)11:30〜
東京高等裁判所
皆で傍聴へ行こう‼️

詳しくは↓
http://tpphantai.com/info/20240605

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