目的は後からでいい
「目的」
1)起
なぜ優先順位が5番目なのか
目的はとても大事です。しかし、幸せの要素の優先順位1位を目的とすると、急ぐあまり、偽物の目的を選んでしまうかもしれません。
また、目的が見つからないから行動しない、となっても困ります。それよりも、良く在ろうとする、役立つ、楽しむ、選択する、といった行動を続けることで基礎固めをすることが優先です。
何かを為すには余りに短い
人生の目的が見つからないと、毎日をだらだらと過ごし、暇つぶしの人生を歩んでしまう。目的があっても、それを達成するためには時間が限られている。だから、目的を早く見つけた方がよい。
ただし、それが偽物の目的であった場合は、かえって本当の目的から遠ざかってしまいます。
2)承
星のタロット
星のタロットカードは、夜空に光る1つの星、希望を目指して進み出すという意味をもちます。しかし、その星のカードの1つ前には、今まで積み上げてきたものが足元から崩れ落ちるという意味の塔のカードがあります。
つまり、過去の積み重ねの上に希望があるのではなく、過去が崩れ落ちてもなお光り続けるものが、人生をかけるに値する目的=希望だということです。したがって、すぐに見つかるような目的は、一時的な目標に過ぎないことが多いです。
目的は達成されなくてもいい
もちろん達成されるに越したことはありません。しかし、その場合、あなたには簡単な目的だった、とも言えそうです。以前にも述べましたが、追い求めている状態も充実しているものです。また、あなたの人生の目的を誰かに託すこともできるでしょう。
3)転
遠くまで行くのは
一人で行動するのは、他人に合わせたり、待ち合わせたりする必要もないため、身軽で早いです。ときにはそれも良いですが、仲間と協力する方がずっと多くのことをやり遂げられるでしょう。
一匹狼ではバトンを繋げられません。バトンを繋げることで人間社会は発展してきたのですから。
人生は旅に例えられる
自分の人生の目的が決まったら、似た目的を持つ仲間と連れ添って、楽しい旅に出る。荷物は多すぎないよう選択して。自分の役割をプレイしながら。
なお、似たような例で登山も浮かぶかもしれません。しかし、頂上は切り立っていて多くの仲間とはたどり着けません。その違いがあるから、旅に例えるほうがしっくり来るように思います。
4)結
偽物の目的を追わず、人生の基礎固めをしてから、本物の目的を見つける。目的に向かい、一人ではなく仲間とともに進んでいこうというお話でした。
次回は、「健康」について述べていきます。
人生は上ではなく横方向に