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docomoユーザーじゃなくても使える、d払いの戦略とは?

docomoが提供する電子決済のd払い。今回はd払いの戦略を調査してみました。

docomoは携帯キャリアでシェアNo.1

d払いを提供するdocomoは携帯キャリアの中でも圧倒的なシェアを誇っていて、その数なん約37%!圧倒的な数値です。なお、次いでKDDIは27.6%、ソフトバンクは21%、格安SIMのMVMOは13.4%です。

肝心のd払いのユーザー数は?

d払いのユーザー数はおよそ3000万人です。(2020年10月時点)携帯大手3社はそれぞれキャッシュレス決済方法を持っているため、大手3社を比較するとこんな感じです。

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d払いのユーザー数はPayPayに押され気味です。PayPayは宮川大輔さんを起用したインパクトのあるCMで有名ですし、2018年にはユーザー獲得のための投資も積極的に行っていました。その結果が反映されているようにも感じます。ただ、d払いはPayPayほど大きな投資をしているイメージはありませんので、そこはdocomoユーザーの多さがアドバンテージとなっている印象ですね。

d払いのメリット

d払いは使用するだけで独自のdポイントが貯まります。これはユーザーにとって大きなメリットで、d払いで指定したクレジットカードのポイントとは別にdポイントが付与されます。ポイント還元率は通常時でおよそ1%〜0.5%の間で、ここに関しては利用した店舗によってことなります。ただ、クレジットカードとは別にポイントが貯まるのはうれしいですね!

d払いの今後の戦略

d払いの今後の戦略はこんな感じです。

・公共料金など請求書払いの対応
・飲食店でのテーブルオーダー
・利用した店舗からクーポンが届く仕組み(ユーザーのリターゲティング)

d払いは公共料金の支払いに対応するなど、生活に必須な部分の外堀を埋めていく戦略のようです。

キャッシュレス決済業界はまだまだ成長段階

ここまで調査してキャッシュレス決済業界はまだ発展途上だと感じました。d払いやPayPayの運営会社の決算説明会資料を拝見すると、対応店舗の拡大とユーザー数拡大の2軸で説明がされています。そのため、今はユーザー数と利用できる店舗・サービスを拡大している段階であると言えます。

バーコード決済で広がる可能性

docomoの公共料金の請求書払いや飲食店でのテーブルオーダーなど、バーコードリーダーを利用した決済方法は可能性の塊だと感じました。docomoはd払いの他にもIDというキャッシュレス決済サービスがあります。こちらはFelicaを利用した支払いサービスで、コンビニなどで便利に支払えますが、自宅で利用することはできません。バーコード決済であれば自宅で請求書のバーコードを読み取って、そのまま支払えちゃうのは大きなメリットです。今後、バーコード決済業界の未来に期待です!

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