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夢は「人間」やめて「人類」になることかな

自己紹介しようにも、どこからはじめていいものか。悩ましいですね。

「何者か」の前に、「何を目指していたか」からスタートしてみます。

子供の頃、大人に聞かれて答えていた将来の夢は、

・動物園のおじさん(推定3歳ごろ。動物は今でも好きです)
・スチワーデス(5歳。叔母がスチワーデスだったというだけの理由で)
・画家(ある意味ずーっと薄く長く。絵は下手でも、描くのは好き)
・落語家(小学校低学年、桂枝雀さんの落語を見て)
・オリンピックの水泳選手(3年生。ロサンゼルスオリンピックの年。運動神経悪いけど…)
・漫才師(4年生くらい?太平サブローシローが好きだった)
・生物学者(これもずーっと薄く長く。最近、また顕微鏡を購入)
・獣医(6年生のとき、犬を拾ったので)
・ハリウッドの映画俳優(中3。Michael J. Foxに会いに行く予定だった。演技は全然できないのに)
・舞台芸術家(高校生のころ。ハワイで見たDavid Hockneyの舞台セットが好きで…でも舞台芸術家ってそもそも何だかよくわからない)

などでした。

これを見る限り、常に迷走していますね。まあ、それもそのはず。昔から、いろんなものに興味を示してはすぐ別のものに意識が移ってしまう性格で、全然焦点が定まらない。

それでも私の中で、物心ついた頃から変わらない「好きなこと」があります。それは、ひたすら、延々、観察することと、一人で考えることと、何かを作ること。人に邪魔されず黙々と、この三つをやり続けたい。ただそれだけ。相談もしなければ、誰かと話しながら考えをまとめたりもしない。とにかくほっといてほしい。瞬間瞬間で没頭していたい。社交性はそれなりにありますが、一人でいるのが基本好きです。

それで、かつて夢だった職業のどれにも就かず(就けず?)、今は「観察する」と「考える」と「作る」をやりまくる仕事をしています。現在の自分の職業が何と呼ばれるのが適切なのか、いまだにわかりません。広告屋の端くれであることは確かですが、デザイナー、コンサル、ディレクター、ライター… どれもしっくりこないし、どれも大したレベルじゃない。だから「ご職業は?」と聞かれると毎回答えに困ります。でも、生活はできているし、好きなことをしているので、まあいいかと。

2019年からは「作る」活動が新たなフェーズに入り、荒れた農地を開墾し、家庭菜園*をはじめました。初年度からそれなりの豊作に恵まれ、「開墾作業=食べるための仕事」という認識が生まれ、それ以降、「お金ってそんなに稼ぐ必要あるの?」ということを真剣に考えています。

畑をはじめたことで、人間だけの世界を「世界」として認識することに強い違和感を感じています。そういえば小学生くらいのころは、意識の30%くらいが人間の世界(学校や家族)、残りは自然でしたが、30数年の年月が経ち、またその頃の意識状態に戻りつつあるということかな。最近はニュースアプリを開いても、知ったところで意味のない人間界のニュースも広告もどうでもええわと感じるようになり、それよりも気候変動や自然科学に関心を抱いています。

そう。「人間」というよりは、もうちょっと「人類」らしく生きたい。トム・ソーヤーのように自由に冒険し、可能な限り自然に生きて、自然に死にたい。

noteには、そんな感覚で送る生活を記録していきたいと思います。  

*2020年からはF1の種は利用せず、固定種、在来種を自然農法で育てています。

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