生きることの意味について
人が生きることに意味があるかないかということについて、たまに考える。
何事もなく暮らしてるときは、正直「生きる意味を追求しても答えは出ないし考えてもしゃあない」とか思ことが多いワケやけど…
それほど頻繁に会ったり遊んだり飲みに行ったりすることがなくても近くにいるのが当たり前で、自然に繋がってて、普段はちょいちょい仕事のメールやり取りとかして、リアルにばったり会えた時は妙に嬉しくて…
振り返れば20年のお付き合いで。誰の悪口も言わず、イライラしてるところとか、一度も見たことがない。いつも朗らかで、周囲を疲れさせない程よいポジティブ。優しくてユーモアのセンスあり、側にいるといつも「味方」でいてくれる感じで、なんか温かく…
あらためて考えてみると、これほどまでに他人を不快にしない人に私出会ったことないかもしれん。
そういう人が突然この世からいなくなってしまうと、恐ろしく悲しくて寂しい。闘病中なのは知ってたけど、治療に専念しますとあらためて宣言した3日後に逝ってしまうなんて早すぎる。それもまだ55歳で。
出会った頃まで思いを馳せると、これはほんまに想定外の未来。まさかあんなに元気で明るい人が、こんなに早く卒業してしまうとは… とにかく想定外。
訃報が届いた時はまったく受け入れられんかったし受け止められんかったけど、今日、大雨の中お別れ会行って最後の挨拶して、少し気持ちに整理がついた。
何が言いたいかというと、人が生きる意味、あるよな。ということ。少なくともこの友人が生きた意味を今日、葬儀の会場で参列者みんなが共有してる感じがしたもん。
こんなに悲しいのは、あんなに人を喜ばせる人やったからやろう。ある意味、偉業。それこそ生きる意味。
人にはそれぞれ広く狭くの交友空間があると思う。で、生きる意味って人との繋がりの中で生まれるもんなんやなと今回しっかり認識した。
人類史に残るようなことをやり遂げる事が「生きる意味」とちゃうねん。そこにいる人と豊かな関係を育むっちゅうこと自体が、生きる意味やねん。