学校外体験活動「ラーケーション」のニュースから蘇った記憶と影響
日本の外から教育関連ニュースを見ていると、
「おっ?」
好奇心アンテナに引っかかる情報があります。
ちょっと前に気になったのが、このニュース。
「ラーケーション」
「ラーケーション」って…
これまた新しい言葉が生まれたのね!
「申請」…⁉
これまたフォーマルな表現で。
けれどこの論点は、私が小学4年生だった頃にも耳にしたことがある話。
記憶が蘇ってきました。
「ラーケーション」と聞いて遡った記憶は、40年ほど前。東京ディズニーランドが創立されてすぐ。私は小学4年生。
クラスメイトが学期中、数日欠席しました。
ディズニーランドに行ったそうだと、噂が。ご近所さんなので、家でも話にのぼりました。それとも、小学生って時に「学校の決まりごと」から外れることに厳しかったりするから、「学校休んで遊びに行ったんだよ」なんて、私が母に言ったのかもしれません。羨ましいですよね、純粋に。
母は、「みんなが休む時仕事で忙しいから、休みが取れた時に行ったんじゃない。」と。
そのご家庭は、美容院経営されていました。
会話終了。以上!
母の揺るがない即答に、私も「そりゃそうだ」と思って終わり。
終わったと思っていたけれど、価値観の土壌に種となって植えられていたようです。
その後日本の外(限定数カ国)で人生半分以上過ごし、海外の学校で働いてきた感覚だと、
学期中の旅行・校外イベントに参加する等の理由で学校欠席は、「保護者が決めたこと。」家庭の都合やタイミングは、人それぞれだから。
数日ならば「欠席します」と、学校/担任/関連教師に連絡をいれる。家庭の都合や子どもの学び・体験の価値を考慮した(だろう)保護者を尊重。
勿論、長期欠席になると学校に正式連絡が必要。
欠席が頻繁だったり、長期欠席で学習面に影響が出るような場合は、担任と保護者の話し合いも持たれるかな。
(長期欠席が理由で、お子さんの学びに影響が出る可能性がありますよ。学校の責任ではないですよ…と教師/学校の守り~これは意地悪な見方😆。勿論、建設的なお話もね。これからカバーする内容を自習できるように、先取りで説明するとかね)。
「年間最大5日間が欠席扱いにならない。」と、「欠席」扱いにされない点。
学生ビザで滞在の場合は、欠席日数が気になるのは分かります。ビザキャンセルされてしまいますからね。
「欠席」しないことが大切だと、価値をおく人もいるのでしょう。これも、人それぞれ。
そう言えば、私が子どもの頃は、「皆勤賞」って賞があった!朝礼で表彰されるの。
「学校が認めてくれているから」欠席しても安心というのもあるのかな。あと、受験等、欠席があると影響する?
勿論、子ども達の安全を守ることも大切。
「学校に通いたいのに通わせてもらえない」
その為に、公的機関が欠席の状況把握をしなければいけないということもあるのでしょう。
「学びは学校の中だけではない」
「家族との時間を」
制度として謳われるのは、喜ばしい。
人々のマインドセットが変わり、制度が誕生。
制度があるから、人のマインドセットが変化。
どちらにしろ、ゴールまで長~い時間を要する。
子どもが学校休めても、親が休みにくいって言う問題もありますね。
きっと、この制度があろうとなかろうと、「ラーケーション」の意義を感じて時間がとれるご家庭は、きっともう実行してるはず。40年前もそうだったし。
新しいマイナーな価値観が、「普通」(大多数の人がしている)になるまでには、時間がかかる。だから、「普通でない」(大多数の人がしていない)場合でも、自分が信じていたら実行あるのみ!