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「ふきこぼれる」先生って?

金木犀の香りが漂い始めましたね
もう1年経ったのか、と
まもなく冬なんだな、と
毎年思わせてくれます〜

今日の記事はこれ↓
(教育の小径)中途退職、「ふきこぼれ」る先生とは:朝日新聞デジタル

「ふきこぼれ」る先生、あれ??
これって、私も、かも??
「ふきこぼれ」るって何なん??

ChatGPTでの記事要約
〈この記事では、熱意を持って教職に就いたにもかかわらず、意欲のある教員が過労や精神的な疲弊・理解不足に追い込まれ、退職する「ふきこぼれ」という現象が問題視されています。やる気のある教員が次々と退職していくことは教育現場にとって大きな損失であり、職場環境の改善が求められています。〉

先月の日本教師教育学会で大阪公立大学の伊井教授等が発表された内容で、
「ふきこぼれる」先生とは、「教育への強い情熱を持ち、新しい教科や斬新な教育方法を考えても学校ではなかなか実現されず、学校外で活動しようとしても許されず、同僚の目も冷たく、辞める方向に傾いていく先生」、とのことだそう。

…確かに。

私も、「教師の副業可」であればって常々言ってます。
そして、きっと、そうなっていたら、辞めていなかったかもと思います。

 目の前の課題にただ憂うのではなく、「どうしたら?」と考える。
 目の前の仲間とできないことを言い合うのではなく、「できることは何?」と話し合う。

そういう文化・視点を、学校教育に携わる先生方に取り入れたい、
取り入れる必要がある、それも早急に!と危機感を抱いています。

 指導主事だった頃、たくさんの事務作業がありました。
 緻密な事務作業が苦手な私は、たくさん上席からご指導をいただきました。
 ある日、いくつかの提案(起案)資料を作成する中で私が新しく提案できる事案がありました。
 公教育を最前線で支える先生方へ、既存の方法ではなく負担なく意欲的に学んでいただく機会の創設でした。
 その内容について上席に相談に行ったところ、
 「そんなことよりも、この(別)の資料の題目の位置(1ミリ程度)右にずれていますね。すぐ直してください。」
 と、言われました。
 …そんなことよりも?そんなことって何?頭が真っ白になりました。
 確かに、教育委員会としてやって当たり前の作業。
 上席としても当然指導すべき内容だったのだ、と理解しています。
 …でも。
 帰り道、涙が止まりませんでした。
 現場の先生方のために、子どもたちのために
 自分が今できることから動き出した内容だった。
 悔しいし、情けないし、本当に辛かった。
 あの日があったから、今の私があります。
 「決断」を与えてくださいました。
 こんなところにいたら、私が「腐る」と。

この記事には、
「対策としては、「ふきこぼれ」も「メンタル不調」も同僚間の関係や学校のあり方から見直す必要がある点では同じでは?」と記載されています。

同僚性については
学校の経営マネジメントの視点で大切な柱の一つだと考えます。
同僚性の構築は
管理職の関わりで、数ヶ月で大きく効果が出ます。

勇気ある一歩を!ともに



 


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