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J.J.ケイルで昼食を
日本海側に位置する夏は自転車で海水浴にいける小規模な市が故郷なのだが、市役所界隈の裏通りに東北の地方都市にしては瀟洒な店構えの飲食処があった。日中は700円でランチを提供し喫茶も兼ね、夜の時間帯は酒とポピュラーな洋風料理を提供し。
よくランチを食べにいってたのだが、昔デザイナーだったご店主はレコードもそこそこ所有していて、いやカセットに落とし込んだBGMを店内に流すのだが、J.J.ケイルの「8」がよくかかっていた。
ドゥービーブラザーズやレイナードスキナード、ボブ・ディランの「ハードレイン」がマイブームだったけれど、渋く沈み込んで淡々としたノリ、かさついたギターの音色に抑えめで妙味溢れるフレージング、言葉をハッスルせずに置いていく嗄れた声に迂闊にもハマってしまい、今日はどんぶりモノかラーメンを食べたい気分でも、J.J.ケイルを聴きながらが優先事項だろうと、胃袋の事情は脇に追いやられ通い詰めになる憂き目に。
そこから辿ってエリック・クラプトンやジェシー・デイビス等聴き漁るようになるにはなったがクラプトン沼にはハマらなかったなあーっ(笑)おかしなもので。だいぶ経ってから「8」のレコード借りて。
いやっあの頃にトリップしたっ(いけないクスリとかはしてませんヨ)。
(*'▽')。