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インナーミスティック⇒マザー’ズ・スピリチュアル

 ローラ・ニーロの曲紹介記事です。

 このローラニーロって人デビューの頃は、当時のポピュラーな視点からしてみると前衛と捉えられてしまう作風で例えば「ニューヨーク・テンダベリー」とかねその前のアルバムとかね。その頃から彼女の作品が他の人気者のアーティストがカバーしたりしてね、ヒットしたりしてラジオから世界をインスパイヤしてたんだよね。インナーミスティックシンガーって形容されることもあったりしてね(日本で?海外で?)。
 中期から後期までは後年にトッドラングレンから古いスタイルに固執しててそこは好きになれないなんても言われてたみたいなんだけど、トッドは1968年の「イーライと13番目の懺悔」頃からローラのことお気に入りで交流がずっとあって、でね、中期から実際楽曲はオールドスタイルだったと思うのね。
 でもというか、でね、初期の奔放自由な音楽の美やその歌唱演奏のありかたそのものが示す愛その自己陶酔的なサムシングとの一体感からね(私生活にも変化もまああるよね)、マザーズスピリチュアル、母性に根差している愛、それが拡張していって宇宙的意識にすこし(と表現する)一体化するようなっていうか、触れてゆくようなっていうか、そうなってゆくのね。
 そんな頃の曲。うん、とても宇宙的なんだよね。

「Nest」から。


ミスターブルー(わかり合うための歌)

「ハロー」
「ハロー」と彼が答える
「会いたいの」
「会うとどうなるかわかってるだろう、
勿論解放(リベレーション)のことは聞いたさ
だけどね・・・
君は宇宙に出てしまったじゃないか」

ああ ミスターブルー
レーダーをずっとみてたのよ
走ることも 飛ぶこともできそうよ
動物みたいに音をきくことだって
もうあなたの仲間と会えるわ
あなたに会う用意ができたのよ

こちら地球 あなたを呼んでいます
わたし、ジプシーのかがり火になってたのよ
あたたかい欲望
あなたもそれをみたはず
了解、以上

これはあなたとわかり合うための歌
平和のための信号音を送る
わたしたちの戦いを終わらせるために
それともこれはただ悪化させるだけ?
絶望的な宣言?
とりなすことができる?
割れたお皿や争いを超えられる?
仲よくなれる?

「ハロー」
「ハロー」と答えが返る
「こちら、副操縦士」
「ああ、ねえ言っただろう
きみのことは好きだったよ
だけど君はひどく傲慢にもなる
そして全く愚かなところがあるよ」

ああ、ミスターブルー
すっとレーダーをみていたのよ
あなたの夢は新しいわ
わたしは気のちがった科学者だし
ねえ、 あなたのことが好きなのよ
切ってしまわないで
地球があなたを呼んでいます
交信してください
ハロー ハロー
ミスターブルー


(*'▽')


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