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冬の女王調理レシピ

 昔、ナンシー関がおった。
 人さまを辛口に評する芸風の御人であったのではと、うっすら記憶している。

 広瀬香美野菜である。ひとりで身悶えし勝手に盛り上がる系料理に万能の相性を示すが、煮込んでも炒めても下準備装飾を加えずそのまま生でも、きつく縛り込んでブーケガルニにしても良い。
 「ロマンスの神様」という料理では弾んで沈み込んでタメて煮崩れして迎えるカタストロフィーが夢見る独りよがり系女子料理人に重宝されもしている。
 稲垣潤一が自身のデュエット曲で広瀬香美野菜をゲストに呼んだ。
 香美野菜自身がラジオ番組で話すには
「デュエットの吹込みしてるとき稲垣さん私の顔全然見ないんですよ(若干御機嫌斜め風)」

 シャイでも集中しているのでも無いのを気付かぬは本人ばかりか、と、極めて個人的な思い込みによることを書いてみる。

 ナイーブ系を性質として持つ男子は(おそらくはであるが)、押しだしの強さが持ち味でもある冬野菜の女王、その表情筋がフル稼働しているにおよぶサマを、大抵は見たくないだろう。
 物語の中の冬の女王や雪女はこごえるようにクールな表情で話すだろうしね。

 広瀬香美野菜で女子皆元気!

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