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都会はキレイ過ぎて汚いものを見ずに済む

たまたま読んでいた記事に古い民家には浄化槽が付き物だと言う発言を目にした。これを見てようやく気づいた。
都会では下水道が整備されており、それを回収する車など見掛けないのだろう。
そして都会は人口密度が高いので、かなりの割合で考えるきっかけすら無く日々を生活出来てしまう。

田舎に行く程、整備されていない箇所があります。
人が少ないから過疎化が進んで地域の整備に費やす税金が集まりません。下水道を引くとなると、道路を掘り返したり、処理場を準備しないといけないです。そういう処理場はニンビー(NIMBY)と呼ばれている施設の一種で、許可や協力が得られなかったり降りません。

※ニンビー(NIMBY)とは、英語の「Not In My Backyard(我が家の裏庭には置かないで)」の略称で、公共に必要な施設だということは認めるが、自分達の近くにあるのは嫌だという施設です。
一般的に原発やゴミ処理場がそれに当たります。
閑話休題。

そういう理由で下水道が敷設されてない地域は、浄化槽の汚泥を汲み取る収集車、一般的にし尿収集車とかバキュームカーとか呼ばれている車が行き交いしています。
積んでいる内容物がトイレの回収物ですから、見てうれしい車でも無いですし、眉をひそめる方もいます。作業中のニオイも気になる人もいれば騒音もあります。小学生なんか囃し立てたりヒソヒソ喋ったりと、存在自身がタブー扱いです。

仕方ないじゃん、人間だもの。
生きていれば、ご飯食べるしトイレも行くのです。
人にとってナイーブな部分です。

それをわざわざ「今からビッグシット製造してくる」とか「いやー今最大生産量を更新して来た」とか言う人もいないと思います。
わざわざ言う人がいたら、その人はアタマがちょっとオカシイと思います。

あと、
アイドルはトイレに行きませんので、浄化槽の存在知りませんから。

話が逸脱しましたが、住む場所が違うと感覚もかなり変わるのだなと思いました。


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国松
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