【#21 上司の何気ない一言】
こんにちは、ずーみんと申します。
「お帰りなさい!」
私はこの一言に救われた。
忘れもしない、社会人1年目。
なりたい職業に就くことができ、まさに夢の中にいるような感覚。
やりたい仕事ができて、上司の皆さんは優しく教えてくださるのに、
どこか心は寂しく、「ここに私はいてもいいのか」と考える毎日。
入社した4月末、泊まり込み研修に参加した。
1か月しか働いていないから、何もできなくて当たり前のはずだが、
力になりたい自分。でも、何もできず申し訳ない気持ちだった。
ここにいて良いのだろうかという思いが強くなっていた。
同期の気持ちを聞くことができた数日間はとても貴重で、
みんな同じ気持ちだと分かり、安心したように思う。
仕事から少し離れられることに喜びを感じていた自分もいた。
研修から仕事場に戻ると、
「お帰りなさい!」とその時の暖かい雰囲気も鮮明に覚えている。
何気ない上司の一言に私の心はぎゅと掴まれた。
「あぁ、私ここにいてもいいんだ」と。
社会人1年目で一回り以上違う方々との仕事や毎日が新しいことだらけ。
自然に心も体も疲弊していったのだと思う。
何気ない一言で、私の存在を認めてもらえたような気がして、
やはりこの仕事を選んで良かった、この職場で頑張ろうと思えた瞬間だった。
またね。