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映像で食べていくとは?♯2 | 映像制作の仕事をしたい!そう思ったら最初に考えて欲しいこと【中編】

皆さん、こんにちわこんばんは。
今日は撮影がありまして、
その帰りの電車で書いております。


▼はじめに

前編を読んでいただいた皆さま、本当にありがとうございます。
そして、まだ読んでいない方は是非とも前編も合わせてお読みいただけたらとても嬉しいです。


▼具体的にどんなポジションをやりたいのか?(全部やりたいはナシ)

さっそくこちらを深掘りしていきます。
視点としては、

・映像制作にはどのようなポジションがあるのか?
・「全部やりたいはナシ」の真意

2つの視点から進めていきましょう。


-映像制作にはどのようなポジションがあるのか?

どのポジションで何をやりたいのか?を明確にするにはまず映像制作がどのような職種で成り立っているかを知る必要があります。

細かくお話しするとかなり時間がかかってしまうので、今回は皆さんがよくイメージできるようなポジションを補足を含めておさらいしていくことします。

(いつか職種とか業務内容だけで1記事書きますね!)


ー監督・演出・ディレクター

世間一般の多くの方にとっては1番聞き馴染みがあり、いわゆる花形的な?ポジションです。
「演出」はポジション名でもあり、業務名でもあります。
Web系のコンテンツでは「ディレクター」も同様と捉えてもらって大丈夫です。
※「ディレクター」は認識によってかなり広義な意味になります。がここではそれは割愛します。

業務内容は1つで、
「映像クオリティーの全責任を負い、決断・判断し続ける」
これだけです。
例えば、
・どの俳優で?
・どんなセリフ?
・どんな衣装?
・どこから撮る?
・どんな構成で?
・どんな音楽を使う?
・どんな色合いにする?
etc…

これらを全て決断します

決して、全ての要素の0▶︎100を自分で考え抜くわけではありません。
50まで、80まで、あるいは99までは他のポジションが担ってくれる場合も多々あります。
ただ、最後の100はこのポジションが決めるのです。
この判断を繰り返し、良いものを作っていきます。

※全ての判断しますが、好きなように判断できるとは限らないです。
※今後このポジションとことを示す場合は総じて「監督」と記載します


-撮影技術(撮影・照明・録音etc、、、)

次に撮影時の技術ポジションについてお話をしていきます。
申し訳ないですが正直、技術に関しては監督よりもここで全てをお話するのは難しいです。

クオリティーや規模にもよりますが、基本的にはどのような撮影でも、業務における考え方は同じかなとおもいます。

映画でも、あるいはYouTube規模の撮影でも、
・より良い適した画角で
・より良い適した音質で
・より適したライトで明るさの調整・意図を持って照らす
(YouTubeレベルでもビューティーライトとか、ホラーだったら顔の下から当ててみるのようなものありますよね)

などを各ポジションで追求していくことになります。

各ポジションのトップは、監督と同様にそれぞれの業務に対しての判断を行いながら業務を進めていきます。そして規模が大きくなればなるほど、トップ以外の人たち(アシスタントや記載しきれていない関連ポジション)が分業して行っていくのです。


-編集

編集も最近では「動画編集」的な形でよく聞くかと思います。

・素材を繋ぎ、いらないところを取り除く
・テロップをつける
・色を調整する
・音をつける,調整する
・グラフィックやCGを作成する

などがイメージしやすい部分になるかと思います。
実は大きい映画やCMなど上記の業務は全て担当が別れています。
ちゃんと職種名がそれぞれにちゃんとあるですが、今回は割愛します。(割愛してばっかりですみません)

なのでどのような業務的には上記を抑えてもらえればいいかと思います。

ただ、一つだけちゃんとお伝えしておきたいのが
編集というのはみなさんの想像以上に作業の面が強いということです。
どういうこと?という人もいるかと思います。
これは昨今の「YouTube」を想定した「動画編集」という言葉の弊害だと思っています。

一見、素材から作品になる今回の部分を担当しているのでクリエイティブな印象を受けるかもしれません。
しかし、実際はそもそもの台本や構成があるのでそれに沿って映像を繋げていくことになります。そして、例えば3パターンのセリフがあるとしたら、どれを使うかの判断は監督によって行われます。音楽、色も最終的には監督が良しとした判断のもと作業をするのです。
もちろん様々な提案力やクリエイティビティーは必要です。
しかし決定権は監督にあると認識してください。

では優れた編集者とはなんなのか?という話しを少しすると、
ミスなく早く作業をこなせる人・アイデアを形できるスキルがある人になります。
YouTuberのように決して、すごい企画が思いつく人ではないのです。


-制作(プロデューサー)

では最後に制作についてお話しします。制作のトップがプロデューサーになります。
プロデューサーと聞くと馴染みの方もいるのではないでしょうか?

業務内容を一言でいえば、映像完成までの管理人です。

あえて今はわかりやすく書いてます
しかし、私自身が制作会社に勤務していますので、「本当はあんなこと」や「こんな想い」も書きたいと思っています。これもまたいずれ、、、、

もう少し実務の部分から掘り下げていきましょう。例えば、、
・スタッフを集める
・制作予算を組む
・スケジュールを組む

のようなことが挙げられます。

監督は映像のクオリティーを追求しますが、もちろん時間は無限にあるわけではありませんので、誰かがコントロールしなければいけませんよね。
また、これまでの挙げてきた、監督や技術、編集スタッフは勝手に集まって勝手に映像を作るわけではありません。制作がスタッフィングしなければならないのです。
さらに言えば、当然スタッフはタダでは働いてくれませんのでギャラを支払う必要があります。
誰が払うのかと言えば制作(一般的には制作会社)が払うのです。

お金の流れとして、、

クライアント→制作(制作会社)→監督などのスタッフ

になります。

クライアントが自分たちで監督などスタッフも集めて、スケジュールも組んでくれれば制作会社は必要ないでしょう。しかし映像知識がなければ、撮影にどれくらい時間がかかるのはわかりませんし、そもそも優秀なカメラマンを見つけるにも一苦労でしょう。
さらにこんなことを考えながら、撮影の時のお弁当の手配なんかもしななければいけません。

これらの労力を制作費もらって代わりに担うのが制作になります。

地味な印象を受けるかもしれません。
しかし制作がいなければ、映像完成までのハードルと労力がとんでもなく跳ね上がります。


▼次の【後編】にて「全部やりたいはナシ」の真意をお話しします

みなさまここまで読んでいただいてありがとうございました。
どのようなポジションがあるのか簡単にここまでまとめてきました。
簡単にまとめたつもりだったのですが、かなりの分量になってしまっております。
本当は「全部やりたいはナシ」の真意もこの記事で書くつもりだったのですが、どうしても体力切れにて次回の記事にまとめることにさせてください!

本当にすみません!!

ぜひお待ちください!!

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