旅行中のタケシとミドリのクサイ会話
旅行は楽しい。
テンションも上がり気味!
飲みながらタケシとミドリは、何気なく娘たちの未来について語り合っていた。
なぁ~ミドリ・・・。
「コズエ(JK1)とワカバ(JC2)が幸せになってくれれば、それでいいんだよな。」
タケシがそうつぶやく
そうしたら、ミドリが少し強い口調で返してきた!
「あたしは!!!?」
その問いかけに、一瞬タケシは驚いたように目を見開いたが、すぐに口元に笑みを浮かべて言った。
「俺が幸せにする!」
その一言に、ミドリは少し照れくさそうに笑い、しかし心の中では嬉しさがじんわり広がった。
そんな空気の中で、ふと頭の中に流れ出したのはCHAGE & ASKAの『SAY YES』だった。
"愛すれば誰もが 心の扉を閉ざしたまま 住んでいる"
あの頃、まだ若かった二人が結婚を決めた頃、この曲がラジオから流れていた。
甘く切ないメロディーが二人の思い出と重なり、今でも聴けば自然とあの頃に戻れる。
タケシがその曲を思い出したのは、今の会話がどこかドラマのようだったからかもしれない。
「なあ、こういう時って『SAY YES』しかないだろう。」
タケシがそう言うと、ミドリは吹き出して笑った。
「それ、ちょっとクサすぎない?でも、わかる。」
二人は顔を見合わせて笑った。
思い返せば、忙しい日々の中で、こうして二人だけで心から笑い合うことは少なくなっていた。
だが、この一瞬が、何よりも二人を近づけてくれるものだった。
おしまい。
皆様にとって、忘れられない曲はなんですか?
と思うぱぽこめです。
さらにおしまい。
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