病院。(かあかの認知症のはなし。)
前回のオムライス事件のことがきっかけで、かあかを病院へ連れて行こうという
話になりました。
まずは、病院探し。近所からせめていったけれどなし。
そもそもどこに行けばいいかわからない。
総合病院へ電話をして聞いてみても、
「脳神経外来へ」
「いや、心療内科があるところに。」
とたらい回し。
仕方がないので、地元はあきらめ都内で探すと逆にたくさん
でてきました。
わたしたちが選んだのは、評判がよい「物忘れ外来」です。
さて。ここからが大変。
この時点の母はまだ半分くらい本人でした。たまに違う人でてくるけど
半分ちょっとは本人だったから。
まず、外出しない。外へでてくれない。
おまけにコロナがあったときだったので、まー無理。電車なんてもってのほか。
しかたなくここは車で行くことを選択。
次に、どうやって外にだすか。
散歩に行こうと車にのせて違う人が途中ででてきたら
やっかい。(違う人っていうのは母の場合の認知症の症状でした。このときは1日に2〜3人くらいの違う方がでてきていた。みんな性格違うからやっかい。)
わたしが運転だから、違う方たちのおもてなしは子どもたちがしなくちゃならなくなる。それはちょっと大変かも。。
となると。正直に病院へ行こうと言うしかなかった。
でも「物忘れ外来に行こう」というとこれまた本人が怒り出すわけで。
「わたしが認知症だっていうのか?」となるのが目に見えていたので
ここはもうコロナを理由にすることにしたわけなのです。
「コロナの予防接種をうけなくちゃならないんだけど、かあかは60歳すぎてるから先に認知症の検査もしなくちゃいけないんだって。」
もうこれ最善の嘘。おかげでかあかすんなり承諾。
というわけでどうにかかあかに嘘をついて、病院へ行くことになりました。
つづく。