仲良くしたいから『境界線』が大事
※文章の中にハッピーじゃない内容が含まれてます。ご注意ください。
家族であっても大事な境界線
『境界線』これを理解してなかったから、以前の結婚はすごく苦しかったです。でも、これを理解した今の結婚はすごく幸せです。なので、今は『境界線』を意識したり守ったりすることを心がけてます。子育てにも活用してます。(上手くなるよう試行錯誤中です)
自分も夫も子供も大切だから『境界線』を守ってます。
『境界線』って何?それが曖昧になると…どうなる?
私が言ってる境界線は『心の境界線』です。バウンダリーとも言います。私はこの境界線が曖昧な家庭で育ったので境界線というものがわかっていませんでした。境界線が曖昧だとどんな事が起こるかというと
・必要以上に人に執着する
・必要以上に人に気を遣う
・必要以上に人に合わせる
など人間関係で人に振り回されたり、人を振り回したりして精神的に疲労困憊となります。わかりやすくお伝えすると、相手との距離感が常に不安定といった感じです。
人に優しくされたい(距離を縮めてほしい)のに、人と関わることが辛くなったり(距離を遠ざけたり)、人に優しくしたい(距離を縮めたい)のに、人から拒否られる(距離を置かれる)という矛盾を抱えることもあります。
こんな接し方や関わり方は、相手に従うや尽くす(依存)、相手に介入する・過干渉になる(支配)といった関わり方になり、境界線が曖昧な人の関わり方の一種です。
家庭内の場面だと
・命令してくる(態度で境界線を踏み越えてくる)
・無言の圧力(物を乱暴に扱って心理的恐怖を与えてくる)
・嫌味を言う(言葉での攻撃)
などこちらの境界線を踏み越えたり、破壊したりする感じです。
上からの支配であれ、下からの依存であれ形は対極ですが、どちらも境界線が曖昧なことに問題があります。
→(でも、これ知らなかったときは支配か依存のどちらかでいるのが人間関係だと思ってたんです。今思えば『あり得ない』って感じです。)
『境界線』がなくなると?
心の境界線であっても、物理的な壁(境界線)と同じで徐々に破壊されていくんです。どうやって破壊されていくかというと、支配者が命令や暴言や嫌味などで徐々に相手の自尊心や自己肯定感を低下させ、一人で生きていけないように貶め、自分に依存する状況(一番わかりやすいのは経済的状況)を作ります。そして、相手を自分の言いなりになるようにして、支配することで、相手との壁を破壊していきます。
これで『支配者』と『依存者』の形になり『境界線』がなくなります。
親子であれ、夫婦であれ、年齢も関係なく、境界線がなくなる=『支配者&依存者』の関係性になるのです。
(実は、経済的に一緒の枠組みにいる家族関係が一番『支配者&依存者』になりやすいのかも…とか、環境上とか関係性上陥りやすいのかも…と思ってます。家庭内の次は、給料が発生する会社内の人間関係に起きやすいかも。社畜&ブラック企業とか。)
境界線がなくなると、依存者は自尊心を奪われ、自己肯定感を低下させられているので、自信を失い言いたいことが言えなくなるのです。
『言いたいことが言えない=境界線が破壊されつつある』という状態です。
境界線が破壊され、言いたいことが言えない状態の関係性では、依存者が反発や抵抗をするか、依存者が病んでいくかのどちらかになります。どちらにせよ、後に関係性は破綻します。
これでは、家族なのに仲良くなれません。
親子なのに、夫婦なのに仲良くなれません。
そんなの寂しすぎます。
家族だからこそ、夫婦だからこそ、親子だからこそ、関係性が破綻しないように、お互いを大切にして、尊重して、平和に穏やかにずっと一緒に仲良く良好でいられるように、『境界線』を大切にすることをおススメします。
貴方と貴方の大切な人が仲良くいられますように。
もし、大切な人がいないと思っても『自分の境界線』を大切にしたら、大切な人が現れるかもしれません。
貴方を相手のために無理やり変える必要はありません。
貴方は貴方のままでいい。そのままの貴方を受け止めてくれる人と仲良くしてください。
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