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うにまるの頭の中を公開するという自己満足な文章を公開します。 思想信条は人それぞれだと思いますし、うにまるの思想が受け入れてもらえるかはともかく、考えた事を正直に書き綴っていきます。 むしろ、「お前の思想は普通で凡庸だな」と言われると安心します。

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最近の記事

うにまる的善悪論 第六夜

『無知と善悪』【無知は悪である】 仮に善悪の存在を認めたとして、私は【何が悪であるかを知らない無知】は【悪】であると思う。 ある行動が招く結果が法律や道徳・宗教上の問題を引き起こすとするならば、結果を見越せない【愚かさ】も【悪】である。 最近よく見かける【無法運転自転車】。 自転車は道路交通法上、ずっと昔から「軽車両」として分類されており、基本的に車道の左端を走る事が義務付けられているが、歩道に通行可能という標識がある場合に限って、歩道を「徐行運転」で通行することができる

    • うにまる的善悪論 第五夜

      『殺人は悪なのか?』「なぜ人を殺してはいけないのだろうか?」 ドラマ「相棒」のエピソード「鮎川教授最後の授業」で主人公・杉下右京の大学時代の恩師である法学部の鮎川教授が自身の教え子の中で最も有能だと考える者たちを集めて出した難問である。 ドラマの中で彼らが行き着くのは、 「そんな質問に答えなどなく、教授は人を殺してもいいという答えを求めているのだ」 という答えであった。 勿論、これはあくまでドラマの話である。 または脚本家個人の持論かもしれないし、脚本の都合でそうし

      • うにまる的善悪論 第四夜

        『犯罪と善悪』果たして犯罪者を悪人と言っていいのだろうか? 今回の話は、この問いから始めたいと思う。 我々は、【やってはならない事】をすると罪に問われる。 日本においては、裁判で【罪】を犯したと認められると犯罪者として確定し、所定の【罰】を与えられる。 形は大なり小なり異なるだろうが、人間が形成する集団では罪を規定し罰を与えるという方法がとられる。 法律の中でも「刑法」と呼ばれるタイプの法律により規定され、その集団の治安の根幹をなすものとなる。 このタイプのルールは、同

        • うにまる的善悪論 第三夜

          『いのちと善悪』【善悪】を語る為には、当然の事ながら【いのち】を語らない訳にはいかない。 人は必ず死ぬ。 生まれるという事はそういう事だ。 どれだけ生きられるかは人に依るが概ね0秒~120年の間だ。 生きるという事は生まれてから死ぬまでの間の生命活動の事だ。 生命の基本は 誕生→成長→成熟→繁殖→死 の個体のサイクルが世代を繋いでいく事である。 個体の目的は次に世代を繋ぐ事に過ぎない。 人間は一度の出産において妊娠してから約10か月を要し概ね1回に1人の子を産む。

          うにまる的善悪論 第二夜

          『生命尊重主義』私はなるべくなら死を避けたい。 この文章を読んでいただいている貴方もおそらくそうなのではないだろうか? 「老いるくらいなら早く死んでしまいたい」 などと嘯く人も大抵は実際に死を目の前にしたら恐らく恐れ戦くに違いない。 人類はその命を守るために群れを作り、やがて複雑な社会システムを作るに至った。 その社会システムは必要以上に機能を果たし、人間はその大きなサイズの体にも関わらず、地球上に溢れかえるほどに繁栄する事となる。 我々が住む日本という国は約1億2千

          うにまる的善悪論 第二夜

          うにまる的善悪論 第一夜

          『人類と死』 我々人間の社会において【死】というものは、とりわけネガティブで特別なイベントである。 そもそも日本を含む先進国において、人が目の前で死亡しているのを目撃するという事すら稀有な体験となっている。 人間以外の生命において死は、そこまで特別なイベントではないだろう。 肉食の動物は他の動物を食べる為に殺し、草食動物を含めた肉食動物に捕食される動物は食べられて死亡する可能性が高い。 死亡した動物を菌類が分解すし、遺骸から分解された物質を植物が栄養として利用する。 自

          うにまる的善悪論 第一夜

          うにまる的善悪論(序章)

          序章 善悪という概念は幻想であるという前提でこの文章の「善悪」は筆者が自身の幻想と仮定したものとして書き進めていく。 『社会』 人間の社会は複雑だ。 様々な集団が入り乱れて存在し、様々な国が興り、様々な思想で集団が統治され、様々な事件が起こる。 人間というのは哺乳類では稀にみる【高度な社会性】を持った生物だ。 真社会性生物と呼ばれるタイプの生物がいる。 アリやハチなどの昆虫、ハダカデバネズミの仲間の哺乳類がそれである。 彼らは人間同様、大きな社会を形成している。

          うにまる的善悪論(序章)