その生き方でいい?後悔しない?
人は、どんなに理不尽な環境にいても、時間とともに順応します。
最初は我慢できなくて、怒りさえ覚えるようなことも、だんだん諦めが混じってきて、いつの間にかそれが「当たり前」や「日常」になってしまうのです。
人間の柔軟性の素晴らしさであり、怖さでもあるように感じます。
ところで、今のあなたの環境は、あなたが望んだ場所でしょうか?
そして、あなたは、今の自分の在り方、生き方に納得していますか?
後悔は、していないですか?
大人だから?現実的?
仮に、今の自分の在り方や生き方に、それほど納得していなくても、
「人生こんなものだよね」
「まぁ、そこまで悪くないし?」
「他にもっと大変な人もいるから」
といった風に、自分で自分を納得させてしまうことがあります。
これは、「大人」の判断で、「現実的」なのかもしれません。
では、「人生最後の日に、何を一番後悔するか?」ときかれたら?
どう答えますか?
本心から「良い人生だったなぁ」と言えるのでしょうか?
それとも、何か後悔がありそうでしょうか?
人生最後の日に、何を一番後悔しますか?
日々の生活の中で、欲しいもの、したいことは山のようにありますが、人生の中で「そこまで大事か?」と聞かれると、別になくても良いようなものの方が圧倒的に多い気がします。
なので「人生最後の日に何を一番後悔するか?」ときかれると、
タワマンのペントハウスに住みたかった
高級車を何台も持ってみたかった
ファッションは全部好きなブランド品でそろえたかった
星のついたレストランで食事したかった
有名人のたくさんいるパーティに出たかった
…という答えではなく、
もっと家族と一緒に過ごせばよかった
パートナーとの時間を楽しめばよかった
子供達との思い出を作りたかった
行ってみたい場所があった
見たい風景があった
勉強したいことがあった
…といった風になるのではないでしょうか。
後悔の4パターン
そもそもの話になりますが、どんなときに「後悔する」のかというと、次の4パターンが挙げられます:
1. 夢を追わなかった:
自分の情熱や目標を追求せず諦めたとき。いわゆる「安定」や「他の人の期待」に従ったこと。
2. 大切な関係を大事にしなかった:
家族や友人とのつながりを大切にしないで、時間やエネルギーを十分にかけなかったこと。
3. 恐れや不安に従った:
チャンスが来ても逃したこと。新しい経験や挑戦を恐れて、安定や安全な選択をしたこと。
4. 成長や学びの機会を見逃した:
新しいスキルを学ぶ機会や自己成長の機会を逃したこと。
この4つは、単独ではなく、それぞれに絡み合って、複雑な形で「後悔」を作り出しますが、共通しているのは「外付けの理由で、自分の本心を曲げた」という事実です。
どんなに理性的で合理的な判断だったとしても、自分の心の声を無視して生きたとき、私たちは自分の人生を後悔する可能性が高いのです。
自分の価値観をブレさせない
人の価値観はそれぞれです。万人共通の正解はありません。
理性優先で決めるにせよ、心の声に従って決めるにせよ、後悔の程度は、その選択が、自分の価値観や人生の目標とどれだけ一致しているかによって違ってきます。
つまり:
自分にとって何が大切なのかを明確に認識していること。
自分が本当は何を望んでいるかを知っていること。
自分の行動や選択が、自分の本当の望みや目標と一致していること。
これらがとても大事なのです。
どれだけ自分の時間(=自分の人生)と、時間の使い方(=自分の在り方、生き方)を大切に扱うかが、「後悔する/しない」の分かれ目になります。
「自分」であることに、覚悟を持つ
夢を追ったり、他人のアドバイスを聞かなかったりすると、「自分勝手」「わがまま」というレッテルが貼られてしまうことも多いです。
自分の心に従う生き方をすると、罪悪感や責任感との戦いになります。
周りから批判されなくても、むしろ応援されていても、同じことです。
「後悔しない人生」は、実は「世間からの風当たりの強い人生」なんです。
「後悔しない=幸せ」とは、簡単にはなりません。
しかも、孤独な戦いになることも、少なくないのです。
だから、「自分」であることに「覚悟」を持ってください。
「自分を後悔させない」でください。
『心からの夢を追い、
本当に大切な人との時間を持ち、
目標にむかって、恐れずにチャレンジし、
学びを得、人として成長する』
そんな風でありたいと思いませんか?
後悔は、したくはないですよね。