ジムワイパーがぶっ壊れている件について
この週末、2022ポケモンフェスのヨビ祭を楽しみながら、こんなツイートをしました。
現在の使用率は1%台?(参考URL:https://twitter.com/splatoon_weapon/status/1580088135048134657) とっても不人気で「ぶっ壊れ?はぁ?」な感じですが、ちょっとお時間をいただいてTwitterでは書けなかった根拠について補足させていただきます。
射程がぶっ壊れている
最初は射程について。ジムワイパーっていうと「ショクワンダーで急接近して叩っ斬る」イメージが強いかと思いますが、このブキ、アウトレンジからの中後衛が最適ポジションと言えます。縦振りの射程が試し撃ちライン4.4本分。ジェッスイ4.6本、ボトル4.1本、スクイク3.8本、竹4.3本と比べたら分かりやすいかな。対面する機会の多そうなスシが2.6本、シャプマが2.4本、52が2.8本であることを考えると、わざわざ連射速度で不利な相手と近距離で撃ち合う意味のないことがわかります。
塗り性能がぶっ壊れている
実測してきました。塗りリセットしたロビーで、カニ歩きで200Pのスペシャルを溜める様子を動画にし、カット編集して「イカ状態のインクゲージが消えた瞬間」から「SP発動可能のエフェクトが開始した瞬間」までの時間を比較しました。比較対象は同じ200Pの銀モデ。結果は以下の通りです。
ジムワイパー / 8.96秒
銀モデ / 9.33秒
時間あたりのインクの排出量自体は銀モデの方が多そうですが、銀モデには「インクの重なり」があるのに対し、ジムワイパーは真っ直ぐ前方にインクを飛ばすので「インクに無駄がない」ことが大きく影響していると思われます。(ちなみに、ジムワイパーで効率よく塗るにはコツが必要です。「脳死ジャンプ撃ちでは溜め過ぎ」がヒントです)
ジムワイパーの塗りがぶっ壊れている要因の一つに「縦振りの塗り幅が非常に広い」ことが挙げられます。「リッターより試し撃ちライン2本だけ短くやや細い」塗り幅を「リッターがフルチャする間に3発」撃てると言ったら分かりやすいでしょうか。その上、インク効率も悪くありません。
ダメージ量がぶっ壊れている
上記のような特長から、ジムワイパーに「中後衛から縦振りの射程を活かして塗り、索敵する」スタイルを推奨することをご理解いただけたと思います。その索敵に使うのが縦振りというのがまたくせ者です。ヒット音が聞こえた時点で、敵には既に70ダメージが入っています。「いた!」と思ったら敵のLifeは残り30ですよ。インクに余裕があればクイボの爆風で確殺。(直撃させる必要がありません) インクが少ないなら当たり判定の大きな横振りを当てれば確殺。前衛をカバーするシチュエーションなら縦振りが当たった時点で倒せていますね。
結局、一番ぶっ壊れているのは…
コンセプトですね。ブキの基本設計の時点でぶっ壊れています。例えばマニューバ。マニューバは「立ち撃ちに強力なスライドを絡めて」戦うスタイルです。例えばトラスト。トラストは「ぺちょぺちょ撃ちに高ダメージなフルチャの榴弾を混ぜて」戦います。例えばクーゲル。クーゲルは「短射程モードで塗ってダメージ量の多い長射程モードで狙撃」です。でも、ジムワイパーは「高ダメージの縦振りに横振りやクイボを混ぜて」戦います。塗りと攻撃のダメージ配分が逆でしょう? 何となく塗っているだけで70ダメージの弾をばら撒いているのですから先手を取って有利になるのは当然なのです。
確かに「急接近して叩っ斬る」のは格好良いのですが、それはなかなか難しい。敵を倒せても生存するのが難しい。(サモランのナイスダマと同じ悲哀を感じます) それならば、その選択肢を持ちつつ、塗りと短射程シューターをカバーする動きが一番このブキの魅力を発揮できるのではないかと思います。
ジムワイパーは次期アプデでナーフされる可能性の低いぶっ壊れブキです。ナーフするにしても塗り幅をちょっと細くするくらいしかしようがないんじゃないかな。是非お試しいただきたいです。
以上です。読んでくださってありがとうございました。
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