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あいての存在をゆるすこと
これは意外とむずかしいことらしい。
そんなことをここ数日、痛切に感じている。
自分とは異なる立場にいる人。異なる意見を持つ人。
いろんな人がいて社会は成り立っているはずなのに。
お互いのこと、認め合っていたようでも、
ほんとうは、見ざる言わざる聞かざるで、
都合の悪いことには気づかぬふりをしていただけ。
そこにはふれないことにして誤魔化していただけ。
だけど今、私(たち)は気がついてしまった。
もう見て見ぬふりはできなくなってしまった。
だったらそれに気づいた上で。
違いがあることを認めた上で。
おんなじ世界でともに生きる。
そういうふうにはできないんだろうか。
気心の知れた仲間と思って本音で話したら。
その場では何にも言わずに笑っていたのに
次の日会ったら知らない人の顔をしていた。
なるほど。そういうことだったのか。