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寳幢寺のお寺ごはんvol.7 永遠の定番♡《キーマカレー》

キーマカレー。
それは、ミンチ肉をスパイスと共に炒めるだけの、簡単美味しくなるしかない永遠の定番カレー。

ほんとに炒めるだけなので、材料を切っていれば小一時間もかからず出来てしまうお手軽さがなんとも有り難いレシピです。

手順としては、
肉炒めて、一旦取り出す
 ↓
玉ねぎ・ニンニク・ショウガを炒めて
 ↓
トマト炒めて、スパイス入れて炒めて
 ↓
肉戻して炒めて
 ↓
お好みで具入れて炒めて、完成。

炒めてを書きすぎて若干ゲシュタルト崩壊な心持ち、、
いやまあ、とにかく炒め続けて完成ということです。


材料はこんな感じ

肉は何でも。今回は豚肉:トリ胸肉を3:1くらい。ちょっとさっぱりめになりますね。

〈材料〉2~3人分
ミンチ肉:400g  (何肉でも。お好みのお肉でどうぞ)
トマト:2~3個 (トマト缶でもOK。1缶くらい)
玉ねぎ (大きめ):1個
ニンニクみじん切り:小さじ1
ショウガみじん切り:小さじ1
ピーマン:4~5個
しょうゆ:小さじ4分の1
塩:小さじ1
クミンシード:小さじ1.5
〈パウダースパイス〉
☆クミンパウダー:大さじ2
☆コリアンダーパウダー:大さじ1.5
☆ターメリックパウダー:小さじ8分の1
☆チリパウダー:少々~ (辛さはお好みで)
☆ガラムマサラ:小さじ2分の1

ちなみに上記分量ですが、大体です。目安です。
レシピはあくまで参考文献。分量はお好みで増やしたり減らしたりしてください。
塩とチリを入れすぎなければ大抵のことは大丈夫です。
玉ねぎ、ニンニク、ショウガは多くても美味しいです♡
火加減は基本中火~強火。じゃんじゃん炒めてゆきます。


①熱した鍋にオイルをひいて、クミンシード小さじ2分の1程度入れてはじかせる。*肉の脂が出るのでオイルは控えめで
肉を炒める。火が通ってきたら塩小さじ4分の1、ターメリック・チリパウダーを少々入れて炒める。

スパイス省略して炒めるだけでもOKです

②オイルを残して肉を一旦取り出す。

③鍋を再加熱しオイルを温め(オイルの量少なければ足す)、
クミンシード小さじ1弱ほど入れてはじかせる。
クミンがキツネ色に色づいたら玉ねぎみじん切りを加え、分量内の塩を少々加えて炒める。
玉ねぎは、しんなり~アメ色まで、どの段階でもOK。お好みで。
私は時短も兼ねてしんなり程度で。
続いてニンニク・ショウガみじん切りを加えて炒め、トマトを入れて炒める。

アメ色まで炒めなくても、この位でもOK

④トマトに火が通ったら、火を少し弱めて塩小さじ半分とパウダースパイスを投入。
このとき、ガラムマサラは分量の半分(小さじ4分の1)だけ入れる。
チリパウダーの量はお好みで。辛いのが苦手でも、ほんの少しでも入れてください。辛さと言うより、味に締まりが出ます。

チリが無理な方やお子様向けに作るならパプリカパウダーで代用も出来ます。(その場合は小さじ1程度~)

私はパウダースパイス多めに入れる派。お好みで減らしてもOK

⑤4~5分くらい炒めて、ルーっぽくなってきたら最初に炒めた肉を戻し入れ、再度炒めます。
フタをしてやや弱火で10分ほど。肉に完全に火を通します。

⑥火が通ったら、味の仕上げ。
ガラムマサラの残り半量を入れて炒め、
塩、醤油で味を調えます。
この後野菜等具材を入れるなら気持ち濃いめで。

必殺隠し味、しょうゆ。意外にもスパイスと相性良いのです。

⑦お好みの野菜を加えて炒める。今回はピーマン。火の通りも良いのでおすすめです。

火が通りにくいものは玉ねぎと一緒に炒めたり、別で加熱して混ぜるなど。油沁み沁みに炒めたナスなんかも美味しいですよ・・・!

ピーマンは種も入れます。種は旨味です。

ピーマン、緑色が褪せない程度にさっと加熱して

☆完成☆

卵黄とか、温泉卵乗せてもおいしいですね・・・^^♡


旨味の塊の肉にスパイス混ぜて炒めちゃうという、ご飯が進んで仕方ないレシピ。
市販のカレー粉でも美味しいと思いますが、各スパイスを順に入れていくことで味わいの幅が広がります。

どうぞお試しあれ☆



文章:松波さゆり(日本仏教徒協会 事務局/ごはん担当)

事務局スタッフかつ、お寺のキッチン担当。ものすごく和食を作ってそうな見た目に反して、作る料理は基本インド料理などのスパイス料理。
お寺でのおふるまい経験値が増えるとともに、何十人前でもどんと来い。な台所番になりつつある今日この頃。
一級和裁技能士という着物の仕立て職人でもあります。


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日本仏教徒協会
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