ホロス宇宙塾第三期Vol.01【霊的進化のカルチュラルスタディズ】レポートver.はっしー
ホロス宇宙塾は2019年から開講している、寳幢寺僧院長の龍源師と京都芸術大学教授の谷崎テトラさんによる特別講義で、遂に第3期目に突入!!
「ホロス宇宙塾」は実験寺院寳幢寺僧院長の松波龍源師と、京都芸術大学教授で放送作家の谷崎テトラ先生の対談企画です。2019年より毎月続いている人気イベントで、今年は第三期です。今期は「霊的進化のカルチュラルスタディズ《ホロス的心身セラピー》」 と題し、様々なテーマを西洋哲学・仏教哲学から読み解き思索します。
自然、言葉、意識、愛、音、宇宙、悟り…などなど、毎月のテーマをフックに「変わりゆく世界と変わらない真理」について熱いトークが繰り広げられてます!! この場でしか聞けないマル秘のお話もちょくちょく飛び出してます。
第3期のタイトルを見た時の最初の感想は
「カ、カルチュラル??スタディー?!」
でした(笑)。 お恥ずかしながら知らなかった言葉でして、頭の中が「????」でいっぱいに。
カルチュラルスタディーとは文化研究という意味だそう。つまり『霊的進化の文化研究』がホロス宇宙塾第3期の柱となるテーマ。 文化を研究すると聞くと、人間の思想や営みについて考えるというイメージで、第2期までよりも「人間」にフォーカスを当てたお話になるのかと思いきや、霊的進化の「霊」を「全てを包む根源的なエネルギー(本質)の総体=全体性」と暫定で定義しよう!と、のっけから「人間」という枠を超えたお話に。
やはりホロス宇宙塾。世界を大きな生命体として捉える。これは第1期からずっと根底にあるスタンス。
この世界(宇宙)は、最初は無だった。無から物質が生まれて、物質から生命になり、生命が意識を持った。 無→物質→生命→意識→ と、今まだ進化の途中であって、「意識を持った」の次の進化があるのでは? 意識→宇宙意識??と進化していく?!という仮説が非常に興味深い。
世界が宇宙意識の段階にいくとき、人間、及び人間が生み出す文化(思想、哲学を含む)はどう進化、変化をしているのか?? 個人主義から脱却をして、全てが繋がっていることに自覚的になっている?? それって人類みんなが悟ってる世界!?
そもそも悟りとは!? 一般的には、欲望や煩悩がなくなった状態を指す言葉のイメージがあるけれど、欲望は果たして悪なのか?!
生命を維持する為の生理的欲求から、煩悩と呼ばれるようなものまで、欲を内包したまま全体と調和をしていくのが、次の進化なのかもしれない。なんて話も終盤に。
世界全体のアップデートと人間の意識の変化の相関性を探求していく一年になりそうです。
「宇宙意識時代の悟り」とは、意識を内側に向けることと、外側に向けることを同時に行い、ナチュラルにその状態を維持している感じかな?と個人的に思いました。 理性も欲望も、あらゆる感情をひっくるめて自己をクールに観察し、個々が己の内面に集中し自立する。
同時に、心を開き、意識を外側にどこまでも拡大させ、全てと自分は同じなのだと、自我の境界線を曖昧にしていく。
このベクトルが真逆のふたつを分けずに、同じ事として認識していることがデフォルトになってる状態。
こんな感じがシン・サトリなのかな??(笑)
あれ? これって密教がずっと言ってることじゃ・・・?!
語りだしたら止まらなそうなので、この辺りにしておきます。(笑)
知的エンターテイメントホロス宇宙塾、今期も目が離せません!
文章:はっしー(日本仏教徒協会会友・アパレル関係業)
1984年生まれ
奈良市出身神戸市在住
普遍的な真理や、人知を超えた摩訶不思議なものに興味津々。
永遠になぜなぜ期が終わらない。
好物はカレーとロックミュージック。