九鈷杵(くこしょ)(金剛杵)
先端部が九つに分かれた金剛杵(こんごうしょ)を、「九鈷杵」と言います。金剛杵とは、インド神話に登場する神インドラ(帝釈天)の用いる武器「ヴァジュラ」を法具化したもので、仏の教えが煩悩を滅ぼして悟りを求める心が現れる様子を表しているといわれています。
金剛杵には、刃が一本の「独鈷杵」、刃がフォークのように三本に分かれた「三鈷杵」、一本の直刃を包むように四本の曲がった刃がついた「五鈷杵」、直刃を包む曲がった刃が八本のものを「九鈷杵(くこしょ)」と言います。その他、刃ではなく如意宝珠をつけた「宝珠杵」や、宝塔をつけた「宝塔杵」など様々な種類があります。
今回の商品は、九鈷杵(くこしょ、又はきゅうこしょ)になりまして、主にチベット密教で使用されたものです。長さは9.5cmで真鍮製です。
五鈷杵のペンダントネックレスはこちらです。他にも、十字降魔杵などがあります。