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モーリス・ラクロアの「アイコンオートマチック」は39mmをオススメする

ラグジュアリー・スポーツというジャンルは、昔はなかったよなぁと思いつつ、気にはなっていました。今までに購入した時計は、どちらかといえばスポーツモデルが多かったので、ちょうどよい年頃のおじさんが買うには、これだなと思って購入に至りました。モーリス・ラクロアについては以下に紹介しておきます。

国際的に事業を展開するデスコ・フォン・シュルテス社(Desco von Schulthess Company)は、1975年、長きにわたり業界で培った経験を生かし、モーリス・ラクロアの名のもとに初の自社製タイムピースを世に送り出しました。1889年にチューリッヒで誕生したこの長い歴史を誇る企業は、1946年以降、極東地域を中心にスイスを代表するウォッチ・ブランドのひとつとして名を馳せました。1960年代初頭、モーリス・ラクロアの親会社は、セイネレジェを拠点に腕時計の組立を専門に行う会社を傘下に収めます。スイスのジュラ山脈の真ん中で複数のブランド名の為に、文字盤、ケース、そしてムーブメントに自社ブランドの独自性をあしらった高級腕時計が製作されることになりました。過去数十年にわたる高級タイムピースの製作で豊富な経験を培ったデスコ・フォン・シュルテス社にとって、自社ブランドを生み出すことは決して難しいことではありませんでした。

https://www.mauricelacroix.com/jp_ja/brand-values

ラグジュアリースポーツ(通称:ラグ・スポ)
高級ブランドのスポーツモデルという意味合いらしい、1972年に発表された「オーディマ・ピゲのロイヤルオーク」が始まりの様子、他にも「パティックフィリップ・ノーチラス」なんかもそうらしい。どちらも高額で手が出ませんな、その後各社からラグ・スポモデルが発表されていきます。


モーリス・ラクロア・アイコンオートマチック

2016年に初の「アイコン」モデルを発表して今に至るのですが、時計のサイズが42mmと39mm、ベルトも金属ブレスとラバーベルトの2種類が選べます。更に文字盤の色も豊富で、選ぶのに迷ってしまいそうです。オートマチック以外には最近クォーツモデルも追加されました。

特徴的なのは、ダイアルにデザインされた「クル・ド・パリの装飾」とベゼルに配置された6つの爪、他には見かけないデザインですね。またブレスレットの出来栄えも見事で高級感がアップしています。防水機能も200mあるので、プールで水遊びくらいなら問題ないと思われます。そしてこれだけのデザインと機能が、¥225,500-で購入出来るのは信じられません。

迷いと選択

機械式という選択は外せなかったので、そこからスタートするが、まずぶち当たるのがケースのサイズ。42mmと39mm、そんなに変わらないだろうと思っていても、結構違うものです。ちなみに僕の所有している時計は、ダイバーズウオッチの様な大型のものが多いので、42mmのサイズ感は理解しているつもり。だったら42mmで良いのではと思うのですが・・・

腕時計は昔から身につけているものの、最近になって思うことは、大型の腕時計が少し重く感じる様になってきたこと。実際にはそこまで重くはないのでしょうが、何となく感じる様になってきたのは、年齢のせいもあるかもしれません

ある時計コラムで目にしたのですが、「腕時計のベストバランスは39mm」という記事、以前なら小さすぎるんじゃないの? なんて思っていたのに、最近はその程度のサイズが、妙にしっくり来るのです

それから42mmのラグスポは、ちょっと押しが強いというか、若い方にはそれぐらいの「ギラッ」としたほうが良いのでしょうが、枯れてきたオジサンには、ホドホド感が合っているような気がします

サイズ以外にも悩んでしまうのが、文字盤の色ですね。「黒」、「白」、「青」などは定番と言えるかもしれません。僕が今回選んだのは「緑」の文字盤です。他のメーカーでもなかなか見かけないのと、僕の所有している時計にグリーンの文字盤は殆どなかったので、決めました

アイコン・オートマチック39mm

39mmをおすすめする理由

届いた時計を着けてみると、予想通り収まりが良い。僕も体格としては少し大柄なので、腕周りでも細くはないと思う。ダイバーズウオッチがちょうど良いくらいのバランスだ

3mm程度とはいっても、実際には違って見えるもの。よく眺めてみるとダイアルの日付表示の部分で、バーインデックスが無くなっている。42mmだと小さなバーインデックスがあるのだが、よく見ないと気づかないかもしれない。重さは比較してないので分からないが、着け続けても重さを感じさせる事は無かった。

先にも書いたように、押出感が強いという事=若さの象徴に感じて、50の半ばを過ぎたオジサンには、居心地の悪さを感じてしまう。たった数ミリの違いなのに、存在が控えめに感じるのが、このサイズ感なのだろう。少し枯れてきたかなという年代の方には、こちらをオススメしたい

最後に

様々な理由から高級時計が売れているそうで、確かにロレックスを着けているサラリーマンも多く見かける様になった。他のブランドでも同様に売れている様だが、デザイン・コスト・サイズ感のバランスの良い、アイコン39mmはもっと売れても良いと思っている。年齢を重ねるに従って、体にも変化が出てきている、そんな時間を一緒に過ごせる腕時計として、相応しい時計だと思ってます


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